江戸坂道散歩:(21) 新宿区 銀杏坂・焼餅坂

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銀杏坂久々の坂道散歩でございます。実際は年明け初の散歩で、1月末だったかと思います。10年パスポート取得のため都庁の旅券センターに行った後、そのまま都営地下鉄の都庁前駅へ下り、江戸線で市谷柳町へ向かいました。

初めて降りる市谷柳町の駅ですが、地上に出るとちょっとした商店街。外苑東通りを少し先へ進み、曲がったところが「銀杏坂」(077)。坂としてはなんだかフツーの道です。坂の北側にあった旗本のお屋敷に、大イチョウの木があったことが名前の由来だそうですが、低層ながらマンションが建ち並んでいるだけで、かつての面影はありませんでした。

試衛館の跡ガイドブックにの指示通りに路地に入り、新撰組の近藤勇が構えた道場「試衛館」の跡地へ。住宅街の中の小さい駐車場になっていますが、史跡の立て札と案内板でかろうじでそれだとわかりますが、新撰組ファンが訪れたら、少し寂しさを感じるようなたたずまいです。

Saka200701 Yakimochi試衛館跡から大通りへ出ると「焼餅坂」(078)の途中に出ます。いわゆる大久保通り。車の通行量が多い道で、この坂もあまり趣がありません...。

Saka200701 Ume大久保通りを横断し、向かい側の横道に入って次の坂に向かう途中、ぽつんと昭和が取り残されたような場所がありました。1月の末でしたが、すでに梅の花が咲いていました。坂道の旅をしていると、高級そうなマンションが建ち並ぶ中に、ぽつんと古い家が建っているところに良く出くわします。

ここで一息、この先の坂に期待して...つづく。

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このページは、raizoが2007年3月 4日に書いたブログ記事です。

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