奈良と京都では古本屋さんにも行きました。奈良駅近くの商店街も古本屋さんが多いですね。いつもブログを拝見している智林堂さんにも行きました。まだ旅の1日目でしたので、小沢征爾復活記念「ボクの音楽武者修行」を50円で1冊。(包装のチラシがナイス!)
京都では、到着してまっさきに善行堂さんに行きました。発売されたばかりの「古本のことしか頭になかった」と「CABIN12号」を買うのが目的です。
バスで銀閣寺道停留所で降りたのですが、なにを勘違いしたのか、お店とは逆方向に進んでしまい、大きく時間をロス。この日は朝の6時半から歩いているので、頭も疲れていたのだと思います。歩いている途中でおかしいと気づいてGoogleMapで確認して後戻り。やっとお店に到着しました。
なんだかとても緊張してお店の中へ。JAZZが流れる中、善行さんは常連の方とお話し中。さすが素晴らしい本のラインナップ。実は文学に弱い私には、まだまた修業が足りないと痛感させられる棚揃えでした。2巡りほど棚を見回して、まだ値段のついていなかった花森安治の新書を見つけました。恐る恐るおいくらですか?とお聞きしましたら、500円でどうですか?とのこと。結局この1冊と、「古本のことしか頭になかった」、「CABIN12号」を購入しました。
CABINという個人雑誌については、実はあまり予備知識がなかったので、どんな雑誌なのかを教えていただいたりと、緊張しつつもお話ができて良かったです。京都に行ったら是非また行きたいと思います。
お店を出ると雨が降り始めていました。再びバスで出町柳に戻り、こんどは叡山電車に乗って一乗寺へ。恵文社へ行きました。
恵文社でも何か1冊と思っていましたので、ここでも店内をゆっくり2巡りして棚を楽しませていただきました。本当はRetro Fonts 1830-1990 世界のレトロフォント大事典が欲しいなと思ったのですが、かなりの巨大本だったので断念。かわりに小津安二郎「僕はトウフ屋だからトウフしか作らない」に決定。
そのほか、先ほど善行さんにお話しをうかがったCabinのバックナンバーも並んでいたのでそれも購入し、文具や雑貨のコーナーもたっぷり満喫して恵文社を出る頃には、外はどしゃぶりの雨になっていました。商店街の100円ショップで傘を買って、まっすくホテルへ。いやいや朝から歩きづめで本当に疲れました。
翌日は、ホテル近くの寺町をぶらぶら。三月書房では角川学芸出版の「正岡子規の世界」。まだ少し時間があるので、鴨川を越えて中川書房で講談社学芸文庫の野尻抱影「星の民族学」を200円で、お隣の水明洞で前から読みたかった白州正子の「私の古寺巡礼」(法蔵選書)を、少し高いかなと思ったけれど800円で購入。
旅先ということで、セーブして各店で1冊ずつを買ってまわったわけですが、合わせるとそれなりな重さになりました。それでも本を楽しむことができました!
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