iPad限定ですが、コクヨのカタログが無料アプリ化されて登場しております。通常の紙のカタログも、ステーショナリーヘンとファニチャー編がありますが、このアプリも2つに分かれて登場しました。「コクヨの文具」と「コクヨの家具」です。
アプリとしては実際に出ているカタログを、そのまま電子ブックのようにしたものです。700ページ以上もある冊子ですから、ダウンロードにそれなりの時間(うちはADSLですので)がかかります。このダウンロードを待っている間に眠くなってしまい、その夜は結局爆睡してしまったため、トライは翌日に延期。
そして翌日、ダウンロードされたアプリを起動してみました。容量がそれなりにあるため、起動時の読み込みに少し時間がかかります。あとは電子ブックをめくるような感覚です。
画面右上の設定ではページの送り(スライド・めくり)、起動時のページ(最初・読みかけ)、スライドショーの間隔、輝度の調節などができます。
画面の下には操作メニューが並んでいて、目次・サムネイル・しおり・検索・スライドショー・コントロールボタン・メモ・ペンツール・マーカーというボタンが並んでいます。
「目次」は文字通りで、目次ページと同じ分類の大きな目次でページがジャンプできます。
「サムネイル」はページのサムネイル表示からページをジャンプ。サムネイルの方が探しやすいのですが、サムネイル画面そのものがスワイプできないのが難点。それに気づかずについスワイプしてしまい、通常ページに何度も飛んでしまって困りました。
しおり機能も文字通りですが、それとは別に小道具として、メモ、ペンツール、マーカーがあり、これらのツールで電子カタログに書き込みなどもでき、その書き込みされた部分は自動的にしおりとして登録されます。これは便利。(このドットライナーも私のイチオシ!)
検索では、商品名や品番・コードなどで検索ができます。やはり検索は電子化で便利になりますね。しかし、検索結果は50文字程度の文字情報の羅列になるので、本命を選び難い。検索結果に商品画像もでてくると探しやすいのではないかと思いました。検索後にそのページにジャンプすると、検索ワードがピンクのマーカーのように点滅していました。
カタログ画面は、めくったり、矢印ボタンやスライドを動かしてページを移動するのですが、ページ番号を入力してページをジャンプする機能が無くて不便でした。これは改善して欲しいなぁ。ピンチアウト・ピンチインのジェスチャーも使えます。
なんだかんだ言いながら、実は文具カタログを見るのは大好きなので、自宅でカタログを眺めることができるのはちょっとうれしいかも。紙のカタログは2冊あわせるとそれなりの重量感がありますが、それがiPadに収まるわけですから、これぞ電子書籍の醍醐味です。文具好き・カタログ好きの方にお勧めいたします。
そして、Mac AppStoreでMac版も出してください。職場で思いカタログを広げる必要がなくなります!
個人的には「SHOT NOTE」で話題のキングジムさんにも是非電子カタログを出してもらいたいと思いました!(私はボヤボヤしていて、肝心のメモを買い損ねましたが…)
電子書籍で「本を読む」ことには懐疑的な私ですが、カタログや様々な図鑑・百科事典などは、電子書籍にすることで使い勝手も良くなると思います。小学館は比較的積極的な出版社という印象がありますが、いかんせん図鑑の中身が今一歩感があります。保育社さんとか北隆館などの老舗の自然科学系図鑑出版社が、電子化に積極的になってくれると面白くなるのではないかと思っています。東海大学出版会さんあたりもやってくれないかなぁ。
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