買ってすぐ、帰りの電車の中でまず幸福書房さんの部分を真っ先に読み、その後もなんだか嬉しくて、そこだけ繰り返し読んでます。内心ニヤリとしたのは、お店の外構えの写真が、雨の日のビニールカーテン仕様だったこと。毎日あんなじゃないんですよ。そして店名の由来…そうだったのですか。でも、訪れる私にとっては充分に幸福な書店です!ノンフィクション好きの店主さんのチョイスと私の興味の方向が合うのかなぁ…と思ったりしました。
本の内容は、新刊書店・古書店が入り混じった形で、お店と店主さんが紹介されています。他にも行きつけのお店、大好きなお店もありましたし、行ったことのない店のいくつかは、行ってみたいと思わせられるところばかり。今流行のニューウェーブの本屋さんではない、本当の「街の本屋さん」がたくさん取り上げられていると思います。
やはり先日出たばかりの「TOKYO本屋さん紀行」はイマドキなお店比率が高かったけれど、個人的にはこちらのほうが、本好きの心に響くお店が多いのではないかなと思いました。
ちなみに、著者の北條一浩さんは、昨日ご紹介した「冬の本」の編集者でもいらっしゃいまして、2冊は兄弟本とも言えますね。本の本が続々でうれしい日々です。
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