ネット書店台頭の先にあるもの…地方経済の疲弊?

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なにがきっかけだったのか覚えていないのですが、最近ブログを拝見するようになった「みずのわ出版さんのブログ。昨日こんな記事がアップされました。

海文堂書店の閉店とネット書店の台頭について。 - みずのわ編集室

ネットショッピングは、本屋さんでの買い物と違って、「買い物をする」という行為としては楽しくはないんですよね。それは電子書籍にもいえることなのですが。リアル書店には本を手に取って、あれこれと品定めをして、お金を払って、持ち帰って、家に帰って包みをあけて、読んで、本棚に並べて…といろいろと楽しみの段階があります。でも楽しいと思っているのは本好きだからで、そうでない人にとっては、まあどっちでも良い。

でも在庫豊富(話題になると在庫が無くなるのも早いですが…)ですぐに本が手に入るアマゾンなどのネットショップ。欲しい本が決まっているなら、やはり便利。町の本屋さんが減って行くのも、ネット書店の台頭にあることは間違いない…ということなのですが、これは本屋さんだけの問題ではないのだというお話。

ただ、ここで云っておきたいのは、一人ひとりの行動の先に果たして何があるのか、どのような未来が待っているのか、私たちはそのことについて常に想像をめぐらせておかねばならぬ、ということである。

地方でも人気なのは、車で行く便利な郊外型のお店。田舎のテーマパークみたいになってますよ。小さな子どもが「○オンに行くぅ〜」とダダをこねているのも聞いたことがあります。

郊外型の核になるお店も都会に本社があるお店が大半です。都会のように買い物できる場所があるのはとても便利なのだけれど、どんどん近所の小さなお店は消えて行きます。失業者はそれほどは増えないと思いますよ。その大手がバイトやパートさんをたくさん採用しますからね。でも正社員は少ないだろうな。

近所の小さな店が無くなって行くのは、時代の流れだから仕方ないと済ませてもいいのかなと、私もよく感じます。実家に自家用車がないので余計にそう思うのかもしれません。歩いていける範囲でちょっとした買い物ができないのは不便なものです。住宅地なのに…です。地域が高齢化して行くと、ますます困ったことになりそうな気がします。

普段は近所のお店で、よそ行きのときに大きなお店で…とうまく棲み分けできるといいのですが、もう今の世の中「小商い」は無理なのでしょうか?これからは小さなお店でもそれなりに成り立つ世の中になるといいなと思います。なんとかのんびり暮らせないのかな。しかし…アベノミクスでは無理かもしれませんね。

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