第3巻第5号(その1)
詠草 湯本禿山
さ庭べの井尻の水に物足らふ魚ならましを悶えあらずば
わがむねの濁らひゆゑにみるまなこくゞもりてのみ過ぎしいくとせ
中つ瀬の島なす岩に尾をふりて鶺鴒(にはくなふり)のともこひまつも
春がすみ立てる岩がねのこゞしき山も凡に和めり
春がすみたな引く末のうすらぎの空の和みになんのとりぞも
花ぐもり夢のおぼろに打ちなごみ市も里べもたそがれにけり
菅の根の永き春日を温泉かへりの幼な少女等足読たゆしも
☆☆☆
「鶺鴒」はセキレイのことだが、「にはくなふり」というふりがながふってある。これも意味がよくわからない。
ネタが無くて困った日は「禿山さん」なのである。
チリでM8.2の地震。チリも日本同様に地震大国。どうして太平洋沿岸は地震が多いのだろう?そして明日早朝の津波も心配。被害がありませんように!
コメントする