第3巻第5号(その2)
浅葉会(信濃松本)4月會
禿山
春の野の草のみどりをふみてゆく心の和み若やぎにけり
浅葉会
五月七日、柿人胡生山邊温泉に一泊、翌八日禿山を加へて三人淺間温泉に到る。新樹、雛、遅(?)の三題を課したれど作る所甚だ少し、此日初めて雷鳴をきく、柿禿雨子、浴後の睡未ださめず、之を知らざりしものゝ如し。
湯本禿山
新みどりこむる林や朝日子の匂ひなごみにもや立つらしも
永き日のありのすさびに湯の宿の雛の餌もあさる子等
春おそき春をたづねて三栗の中山の里に花を観るかも
夜道 胡桃澤 勘 選
湯本禿山
獨行く野邊の小道の、心をぢおのが足音に、かへり見るかも。
よくだちの底津國邊を、たどる我が額に秋の冷えをしるかも。
☆☆☆
この他、短歌の研究コーナーで以前の投稿歌掲載2つ。
☆☆☆
あいかわらず夕食後にすぐ眠くなって困る。
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