禿山さん(24):アララギ第4巻第6号 その1

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アララギ第4巻第6号 その1

此日頃
                  湯禿山

 卜居

いそのかみ年ふる寺のかたはらに杜のあるじとわれなりにけり

大寺の青葉吹くかぜ見のよろし聞きのよろしき青葉ふく風

たま〳〵(たま)にちまたのどよみ漏れ來るをうつそみの世とかゝはる吾かも

いそのかみ古き都の法の會にあるじはゆきて一人寺もる

とほき世にゆきてかへらぬ友の身を現(うつ)しくもひつゝ寺守るわれは

うちゆらぐ青葉さやけみこ宵を月讀のひかり吾にもれ來も


 遠足

初夏の若葉の晴れ教へこの少女がむれと遠あゆみすも

百たらず九十九谷の若葉かげをとめのともは並てゆくなり

にひみどり若葉の森のさゆらぎに赤裳を引きておとめ等ちらふ

つゝじ花しみ咲く岡のくれなゐに人こひしさのありがてぬかも

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女学校の先生だった禿山さんらしい遠足の歌。

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このページは、raizoが2015年4月 5日に書いたブログ記事です。

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