アララギ第4巻第7号
春往夏來
湯禿山
春寒み筑摩野の風身にしむる人のなさけを忘れておもへや
筑摩野の千種の花をまさな(?)くてかへり見む日を待ちこふるかも。
いさゝかの草なりながらさ庭べの此花ともし別ると思へば
若葉しげる木のもとの水にもる月の動きかそけく吾心ゆく
動かぬを性なる石をうとみけりいらたす心のこのやるせなに
☆☆☆
(?)は変体かなで読めず。今の季節にはぴったりか。
アララギ第4巻第7号
春往夏來
湯禿山
春寒み筑摩野の風身にしむる人のなさけを忘れておもへや
筑摩野の千種の花をまさな(?)くてかへり見む日を待ちこふるかも。
いさゝかの草なりながらさ庭べの此花ともし別ると思へば
若葉しげる木のもとの水にもる月の動きかそけく吾心ゆく
動かぬを性なる石をうとみけりいらたす心のこのやるせなに
☆☆☆
(?)は変体かなで読めず。今の季節にはぴったりか。
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