くものす洞的 不忍一箱古本市の1日。

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東京駅丸の内口 Tokyo Station
昨日は、石巻 まちの本棚の一員として不忍ブックストリート の一箱古本市に参加してきました。3年ぶりです。多少肌寒くはありましたが、なにより晴天で気持ちの良い1日となりました。(画像は当日朝の丸の内。本文とは関係ありません。)

文京区立森鴎外記念館 での出店でしたが、ひそかに尊敬する「とみきち屋」さんのお隣に陣取り、売れる一箱を勉強させていただきながらの出店であります。


いつも1人店主でしたので、ほとんど自分の箱を離れずに1日を過ごしていたのですが、今回はお手伝いして下さる方も多く、他のスポットも多少巡ることができました。

まずはご挨拶したい店主さんのいらっしゃるスポットに立ち寄りながらのスタート。全体の半分ほどしか回れませんでしたが、途中、ひるねこBOOKSさんのところの「コローのアトリエ」さんで、素敵な庄野潤三箱から迷って選んで2冊。「山の上の家」を訪問された時のお話なども聞かせていただきました。その後は、千駄木〜根津間のつつじ祭りの観光客の喧騒を小走りに駆け抜け、タナカホンヤさんで以前の一箱で大家さんとしてお世話になったタナカさんにもご挨拶し、終点(?)の「古書ほうろう」さんの新しいお店へ。

お店の面積はこぢんまりしましたが、引っ越し前の雰囲気と全く違うステキ空間(今までが悪かったという意味ではないのですが)になっていてびっくりしました。周囲には横山大観記念館、弥生美術館、岩崎邸、不忍池、上野動物園の池之端門などなどの観光スポットもあり、なかなか良い場所ではないでしょうか。上野からは古書店が無くなっていましたし。ここでは、評伝を読んで依頼マイブームの鶴見俊輔「書評10年」(旅先なのに厚い本…)と、読みたかった「不忍界隈」の実物を選んで2冊。

通常「くものす洞」としてまちの本棚で古書&新刊を販売させていただいており、今回の箱の中にもくものす洞の本も混じっておりました。以前、本が途中で少なくなったと聞いたので、多少かさ増しのためであります。どなたかが、自分の欲しくない本は他人も欲しくない…とつぶやいていたのを見かけましたがまさにその通り。私の出した本も、自分で面白かったと思った本はみんな売れていきました。さすが不忍に来るお客様は違いますねぇ。

やはり都会には「古本者」の方がたくさんいらっしゃいます。とにかく本をチェックする眼光が鋭いです。このところは石巻のユルユルした一箱古本市の雰囲気が当たり前になっていましたので、ちょっとした緊張感も。でもそういった方が好むような本は、残念ながらナシでしたねぇ。

実際は、石巻にまつわる新刊や、海の本、石巻ではあまり売れないジャンルの本(建築・工芸関係や東京本など)を持っていきましたが、一番売れたのは「石巻学」(1〜3号)でした。地元ではなかなか売れなかった鯨の特集号が真っ先に無くなってびっくりしました。東京は違うなぁ。(次号4号も控えていますので皆様お楽しみに!)

昨日の不忍一箱古本市の箱から買ってきた本 鶴見俊輔 庄野潤三だ  1hakosbs  一箱古本市そして終盤に落ち着いたところで、お隣のとみきち屋さんで、だいぶスカスカしてきた箱より、朝には無かった追加本、これまた鶴見俊輔セット2冊を買わせていただきました。やったー。しかし、さすがとみきち屋さん、朝は段ボール箱5箱分くらいあった本が、スカスカですからね。開店前から待ちかまえていた方もいらして、次々とご常連さんもいらしていて…すごいです。

とにかく久しぶりに「古本」を買えて楽しかったです。石巻の宣伝もだいぶしましたよ。市の観光課に感謝してもらいたいくらいだなぁ。石巻まちの本棚に行ったことがあるかたも何人かいらっしゃいましたし、一昨年のリボーンアートフェスティバルに行きましたという方も複数。今年も夏にまた開催されますので是非(Reborn-Art Festival 2019)。

今回サポートしてくださった一箱送り隊の皆様、一箱古本市のスタッフの皆様、お立ちよりいただいた皆様、ありがとうございました。おかげさまで、たくさんの人に本を手渡すことができました。石巻のアピールもしっかりできたと思います。なにより自分たちも楽しく過ごさせていただきました。

次は夏の石巻一箱古本市(7月20日です)でお会いしましょう!

※3年前の最後の出店のときのようす。そうでした、あのときは地形押しでした。ずいぶん頑張って売っていたなぁ(遠い眼)…
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このページは、raizoが2019年4月29日に書いたブログ記事です。

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