Reborn Art Festival 2019も残りあと1週間を切りました。実は鮎川エリア・小積浜エリアにも行ってきたのですが、そのレポートは後回しにして、先に感動の網地島行きをレポートします。
何が良かったかというと、iPhone 11 Proのカメラと網地島そのものにです。楽しかったー。
台風もなんとかそれ、朝から晴天。意を決して家から徒歩10分の網地島ライン乗船。ただ、台風の影響もそれなりにあり、海は白波が立っていて、船もそれなりに揺れました。船で偶然一緒になった知り合いの方(といっても、知っている人が他に何人も…)と、ジェットコースターみたい、これもアトラクションということでと笑っているうちに到着です。
網地港正面で出迎えるバリー・マッギーの作品は、2度目の人に言わせるとだいぶくたびれて来たらしい。しかしとにかく天気が良かったので、外洋の海の色がきれいなのと、今いる網地島、目の前に見える田代島・金華山・牡鹿半島の景色が素晴らしく、ほぼ作品よりもそちらに気を取られておりました。
そして野外のアート作品を撮影するのに、iPhone 11 Proの広角レンズが大活躍。撮ってて楽しくなります。いいですなぁ。
今回の網地島エリアの作品は、網地港周囲、島の真ん中の元小学校周辺、網地港反対側の長渡港周辺の3カ所に別れているのですが、端から端まで真っ直ぐ歩くと1時間くらいかかります。町民バスは本数が少ないので、Reborn Art Festivalの車や、地元の方達が、歩いている人を見かけると次々ピックアップして運んでくれていました。
今日は波が荒くて船が網地港にしか着かず、長渡港まで行ってターンしてこなければいけなかったのですが、少なくとも行きは歩こうと、何度か車から声をかけられましたが、ハイキングのつもりでテクテクと。私の感覚では、島歩き&ハイキングのついでにアートがあるという感じです。
途中まで一緒に歩いていた方は、お昼に始まる小林武史のコンサートを聴いていくといので途中で別れ、誰も歩いていない道をひたすらテクテクと。実際は、ムシがいないかキョロキョロしながら…です。とにかくどこでも赤トンボがものすごくたくさん飛んでいたのと、丸々と太ったジョロウグモがたくさんいたのが印象的でした。(ジョロウクモはたくさんいすぎるため、実は大嫌いなので写真なしです。)
あんまりスゴイ虫には出会えませんでしたが、オニヤンマやギンヤンマは見かけました。蓬莱島古墳のところにあった作品では、小さな流れにわざわざ蛍光塗料のようなものを流していたのがいただけなかったかなぁ。
作品にそんな必要があったのか?たくさんのイトトンボもいましたし、蛍光緑の流れに飛び込むアマガエルが気の毒でした。
クライマックスは涛波岐埼(ドワメキ)岬。とにかく景色が素晴らしく、ちょうど誰もいなくなって景色を独り占めです。(作品のあるところの眺めも良かったんですけど…)
お昼のおにぎりを食べてゆっくりしてから、さて港に戻ろうかと歩き出したら、正面からそれぞれが木の枝を杖にして歩く地元のおばあちゃん(お一人だけ少しお若い)が、ワイワイと歩いてきました。これからみんなでアート作品を見に行くのだとか。話をしているうちに、一番威勢が良さそうなおばあちゃんが、「んで、ほれ、おっがねーどこに連れてってやっから(怖いところに連れて行ってやる)」と言うので、岬に逆戻り。
岬の灯台の脇の小道を降りて、地元で龍神様と言われてている、崖のようなところに連れて行ってくれました。崖のところで「ほれ、下みでみらいん」と言うのですが、高所が怖い私は恐々。でもおばあちゃん、私がのぞく間、しっかり私の腕を掴んでくれてました。この岬には、少し前まで防空壕が残っていたそうです。あの岬にあったアート作品は、穴に入って真っ暗にして水琴窟の音を聞く作品だったのだけれど、防空壕のことは知っていたのだろうか…と思ったり。
どこからきたのか聞かれて石巻だと言ったら「なんだい、東京の人でねーの」なんて言ってましたが、東京の人だったら、おばあちゃんの言葉のヒアリングできなかったと思いますよー。
再び、港への道を戻る途中、やはりアート巡りの人を乗せてきた地元の方の車に、今度は私が乗せてもらい、今日は長渡港からは船が出ないことになっていたので、網地港まで連れて行ってもらいました。ありがとうございます。
網地港では船が出るまで1時間ほど時間があったので、夏には海水浴場になる浜でビーチコーミング。結局アートより網地島の自然や風景を楽しんだ1日になりました。いやいや楽しかった。iPhone 11 Proのカメラも良かった。そして思い切って行って良かった!
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https://www.flickr.com/photos/nowandthen/sets/72157711043767612
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