島田潤一郎「本屋さんしかいきたいとこがない」(岬書房):「古くてあたらしい仕事」の副読本!

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本屋さんしかいきたいとこがないブックオフぶらぶら大学と同時発売の岬書店の新刊、島田潤一郎「本屋さんしかいきたいとこがない」。表紙の講談社文芸文庫がいいですねぇ。

夏葉社の島田さんが、本の雑誌望星(発行:東海教育研究所)などにに寄稿した文をまとめたものです。


島田さんの話に出てくる本屋さん、吉祥寺に井の頭線で通っていたこともあったので、馴染みのある本屋さんも出てきましたし、逆に知らない本屋さんだと行ってみたくなります。最近はあまり旅行もしないけれど、旅行に行って地元の本屋さんを見つけたら、入るようにしています。見た感じ、ご商売しているのかな?(ごめんなさい!)と思うようなお店でも、中に入ると地元本が充実していたりするのでやめられない。地元本、好きなんです。旅の記念になりますし。

ああ、本屋話につい脱線。私も本好きであり本屋好きでもあるんだなと思います。

後半は、島田さんの出版に関するお話が増えてきます。特に「古くてあたらしい仕事ができるまで」という最後の文、いいですね。「古くてあたらしい仕事」(新潮社)も良かったですが、「本屋さんしかいきたいとこがない」は、よりソフトに今の島田さんの日常と本音がのぞいているような気がしました。「古くてあたらしい仕事」の副読本とも言えそうです。

自分がこのタイトルの通りだ…と思った方はもちろん、もう少し夏葉社と島田さんのことを知りたいなと思っている方もぜひ。

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このページは、raizoが2020年6月26日に書いたブログ記事です。

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