坪内雄三「玉電松原物語」:もっと続きが読みたかった....

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(今日は文語体で)
この本が石巻市図書館に入っていたことにまず驚いた。なにしろ玉電松原って完全に東京の話である。坪内さんだから...ということだったのか。この図書館は「本の本」が密かに充実しているのだ。


私も玉電時代は知らないけれど、このエッセイの舞台である松原や赤堤は隣町だった。ただ、私は井の頭線&小田急線の人で、東松原駅や豪徳寺駅には良くいったけれど、東急世田谷線(三軒茶屋〜下高井戸)はたまにしか乗らかったため、世田谷線の松原は馴染みがない。

とはいえ知っている場所もちらほら出てくるし、けっこうな田舎だった世田谷の昭和の時代と世相、坪内少年の当時のはじけっぷり(しかもいきものがたくさんでてくる!)がなんとも楽しい。そんな子ども時代のいろんな体験が、坪内さんを作ってきたに違いない。

このエッセイの最後は、死んだタマムシを見つけるところで終わっている。背表紙のイラストもタマムシ。玉電とタマムシにひっかけたのだろうか。でもこの話の続きは永遠に読めない。残念至極。

結局読後に坪内本がもっと読みたくなった次第である。図書館で「本の雑誌」のバックナンバー借りてこよう。

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このページは、raizoが2020年11月 5日に書いたブログ記事です。

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