若菜晃子「岩波少年文庫のあゆみ」:最初の出会いは小学校の図書館で

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ついノスタルジーで買ってしまいました。岩波少年文庫、戦後世代にはみなさんそれぞれに思い出があるのではないでしょうか。

こちらの本、岩波少年文庫のこれまでの歴史、装丁の変化、主な作品の紹介、関係者のエピソードや文、挿絵、翻訳、岩波少年文庫に寄せる文、そして豆知識までと盛りだくさん。最後には年譜と総目録もついています。

しかもこれ、岩波書店の編集ではなく、ご自身が岩波少年文庫の愛読者である若菜晃子さんの編集。並々ならぬ熱意が込められています。読み物としてもとても楽しかった...いやもう永久保存版です。

そういう自分は、最近の作品は全く知らない本ばかりでした。児童書から遠ざかって久しいですから。

岩波少年文庫を最初に手にしたのは、小学校の図書館です。初期の頃の装丁第1期や第2期の古いもの。ずらりとならんではいたものの、その当時においてもかなり古くさく、あまり人気がなかったような気がします。それでも、けっこう借りて読んでいたと思います。

一番思い入れのある本というと「くまのプーさん」ですねぇ。何度も何度も読みましたから。児童書の単行本はなかなか買えないけれど、岩波少年文庫だと安くて買いやすいですからね。

おめでとう70年。ほんとうに、これからも読み継がれてもらいたいシリーズであります。

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