昨日は、石巻市内を東京オリンピックの聖火ランナーが駆け抜けました。お祭り好きなので、目の前を走るのだからやっぱり…と、雨の降る中を見に行きました。
お昼ごろまでは、いつものガランとした商店街で、警備員だけがゾロゾロと出動していたのですが、スタートの15:26が近づくと、徐々に人が増えてきました。天候も悪かったので、川開きのパレードに比べると全然少ない。密とは言えない程度の人出でした。
私は、旧観慶丸商店の前で待ちましたが、聖火ランナーが走ってくる前の前座の、スポンサーの宣伝カーの車列のすごさに驚きました。ディズニーのパレードのようなのですが、スポンサーカーなのであまり楽しくない。
これはテレビやストリーミングでは流れないので、実際に見にいかないとわかりませんね。スポンサーカーのまわりには、スタッフが何名か一緒に歩いていて、タオルなどの観戦グッズ(?)を沿道の人々に配っていました。もちろん全員もらえるわけではなく、私ももらえませんでした。あの前座のスポンサー車はちょっと興ざめだったなぁ。
聖火ランナーはあっという間に通りすぎます。私が立っていたところは、人は少なかったけれどちょっと距離が遠かったかな。聖火の引き継ぎポイントの少し先あたりで見ていたほうが、走ってくるところや2ショットがよく見えるはずです。
通り過ぎたあと、せっかくだから孫兵衛船で川を渡る特別区間も見に行くか…と、先回り(といっても見ていた場所からすぐ近く)して西中瀬橋を渡って中瀬へ。石ノ森萬画館の裏から対岸を見物しました。ここも多少人は集まっていましたが空いていて密とは無縁。対岸の様子を見ていましたが、旧北上川の川べりは関係者以外完全封鎖で一般人は入れず、みなさん店舗の敷地や土手の外れのほうで見物していました。
やがて堤防の向こうから聖火ランナーが現れ、川べりで聖火をリレーして孫兵衛船へ。消防の孫兵衛チームが漕ぐ船で川を渡ります。なかなか面白かった。
なにより、聖火ランナーのみなさんがどなたもとてもうれしそうで、見ている側もうれしい気持ちになりました。雨は残念だったけれど、無事に聖火リレーができて良かったなと素直に思いました。オリンピック云々というよりも、ランナーの方たちや、応援を楽しみにしていた人たち…良かったですね。
元来オリンピック観戦好きですから、オリンピックそのものは楽しみだったのですが、このコロナ禍で混乱してしまい、大変残念に思っています。聖火リレーも批判の対象となって、みなさん複雑な思いもお持ちだったはずです。今ごろほっとされていることでしょう。お疲れさまでした。
個人的には、ここまできたら中途半端に人を入れるくらいだったら、経費も人手もかからないので無観客でやったほうがいいのでは?と思っています。もう遠い国のことのようで、あまり関係ないやという気持ちもあるんですけどね。ただやるからには、東京はもっと観戦…もとい、感染者数を抑えるべきだとは思います。
そんなことをつらつらと考えさせられる聖火リレーでございました。
そして帰宅してみると、家人がスポンサーグッズを3つももらってきていてびっくりしました。駅前のスタート地点あたりにいたら、別にくれとも言っていないのに次々とくれたのだとか。なんと。
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