以下多少ネタバレあり。
とにかく古谷敏氏の生の声が読めるのがうれしい。当時の撮影秘話、そしてあらためて古谷さんがウルトラマンを演じてきたことへの様々な思いを知ることができ、大変良うございました!あらためて、ウルトラファイト(という対決シーンだけの番組もありましたが...)、見返したくなりました。
私は世代としては帰ってきたウルトラマン、マンとセブンは再放送で観ていました。ウルトラセブン派でしたが、特撮ヒーローとしてのスタイルは、とにかく初代ウルトラマンがスタイルが良くて一番かっこいい。
スペシウム光線の際に添えられた左手の反り、以前習っていた空手の経験、ウルトラマン=古谷さんが自ら考えた技、相手の晦渋にあわせて繰り出された技など、これは映像をみながら読むべきだなぁ思いました。いや、大ファンの方は、映像を見ずとも対決シーンの1つ1つが頭に入っていれば全然問題ないはずです。
あとがきでは、この本が、ウルトラマンの格闘にフォーカスする内容とともに、なぜウルトラマンは古谷敏だったのかを明らかにするものとなった...とあります。いやほんとそうです。スーツアクター黎明期にあって、まさにウルトラマンを「演じて」いた古谷さんに、あらためて敬服しました。いいひとだなぁ。かっこいいし。昆虫好きだそうですし。
そうそう、もう10年前ではありますが、こちらの古谷敏の本も良かったです。あわせてどうぞ。
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