BRUTUS 2021年12月15日号 「珍奇昆虫」:ってタイトルはどうよ。

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ブルータス。普段はあまりみない本屋さんの雑誌の棚で、このダイコクコガネ系の写真が目に入り、「珍奇」という言葉に多少疑問を感じつつも購入。ブルータスの昆虫特集って、やっぱりビジュアルから入るのね。「世界で一番、アートな生きもの。」ですってよ。


珍奇という角度から入るので、主に海外のギラギラした昆虫の標本が、マガジンハウスらしいかっちょいい写真が並びます。小さな標本を、かなり拡大して撮影するにはテクニックも必要ですし、そもそもこの昆虫達を集めて標本を作っている人(誌面にも出てます)もスゴイ。

その昆虫標本写真から始まって、昆虫標本の愉しみかた、作り方、標本商の話、珍奇昆虫の探索紀行、昆虫の飼育、推しムシ!標本文化、虫ショップや昆虫館、昆虫美本の紹介、最後は若冲を代表とする日本人の昆虫感まで。なんだかんだ言いながら、読み所たっぷりで楽しめました。

ド派手な外国の昆虫中心の紹介で、コレクション・マニアックな世界といったところですが、本当は日本の昆虫でもカッコいいのがたくさんいるのになぁ…と、ちょいと残念にも思いました。ま、ブルータスですからね。

でも、これだけしっかり取材していろいろ盛り込んだということに、拍手を贈りたいと思います。

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