松本隆「エッセイ集 微熱少年」:ソウルに首ったけ…だったのか!

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3〜4年前に買ったきり、積ん読のままだったのですが、なにかささっと読みたいなぁと手にしました。松本隆が歌謡曲の作詞を始めた頃のエッセイです。元本は1975年発行。


どうしてずっと読まないままだったかというと、前半の作詞論のあたりでちょっと読む気が失せてしまい、ちょっとだけ読んでヤメたのでした。しかし久しぶりに再挑戦してみると、その先に私にとって素晴らしいものが待っていた!

後半に「ぼくはソウルに首ったけ」という、ソウル・ミュージックの批評文をまとめた文があったのですが、これがストライク。特にフィリーサウンドがお好きだったようで、かなり私の好きなジャンルにも近かったのでびっくりしました。私の中の松本隆さんのイメージ(最近の松本さん…ということですが)とちょっと違っていました。

16枚のアルバムが紹介されていて、松本さんは当時はもちろんレコードで聞いているのですが、私は1枚だけCD持ってました。ハロルド・メルビン&ブルー・ノーツの『ブラック&ブルー』。松本さんはハロルド・メルビンの声がお好きだったようですが、私はテディ・ペンダーグラスが聴きたくて買ったものでした。久しぶりに聴いてみよう。

ここに出てきた他のアルバムもみんな聴いてみたくなったので、Apple Musicでプレイリストつくるつもりです。こういうときにはやっぱりApple Music便利だなぁ。

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このページは、raizoが2022年4月 1日に書いたブログ記事です。

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