8月20日から、石巻市内で「Reborn-Art Festival 2021-22」の後期日程が始まりました。
規模を小さめにして実施した石巻川開き祭り、そしてお盆の人の移動に伴う2つの新型コロナ感染者数の波が高止まりする中のスタートです。(別の今週末の飲食イベントは中止になりました。)
今年は「復興祈念公園周辺エリア」と称して、南浜津波復興祈念公園内とその周辺が大きな会場の1つとなりました。いつになく近所に作品が多いわけです。コロナ対策で日ごとにチェックインする煩わしさはありますが、近所は一気にではなく少しずつ回ろうかなと思っています。
ということで、始まる前から個人的に会場として気になっていたのがこの「日本製紙旧社宅」でした。
「日本製紙旧社宅」というよりは、前身の「十條製紙社宅」とか「東北パルプ社宅」のほうが正しいのかもしれないです。日本製紙になった頃は、もう社宅としては使っていなかったはずですから。よく残しているなといつも思っていました。
私の子どもの頃はこのタイプの社宅があたり一帯にたくさん並んでいて、このエリアの坂の上の方は、会社の偉い人達の社宅(東京から移動で来る人たち)でした。
ここも学区内だったので友達もたくさんいて、この社宅にも入ったことがありましたし、社宅の周りでもよく遊びました。高校の時も近道だったので、この社宅の砂利道を自転車で通り抜けて通学していました。
で、作品云々よりも社宅内に入れたことがうれしかったり、すぐ近くで作業服を着た日本製紙系の会社のおじさんたちが普通に働いていたり、昔と変わらない風景の中にオスジェメオスの壁画があることに感動しました。いつもここを通るときに思うのだけれど、今どき砂利道ってなかなかないですよ。
この社宅が使われていた頃の家族って、ほんとにこんな感じじゃなかったかな。社宅には子どももたくさんいたし。
この壁画の指の先の穴をのぞくと、小さなアニメーションが見えました。けっこうな長さがあったのですが、私の他に誰もいなかったのでゆっくり鑑賞できました。いやいや、ここ良かったな。まだ他のところはあまり観ていないのだけれど、すでに今年のイチバンかも。昨年の「石巻13分」に続き、個人的ノスタルジーですっかりやられちゃいました。実家近所なのでまた行こうっと。
ちなみに…去年会期後半大人気となったため、今年もこの作品やってます。
日和山公園(旧レストランかしま)の石巻13分。 - now and then
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