タモリ『お江戸・東京 坂タモリ 港区編』:私も18年ぶりの江戸の坂道脳内散歩

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タモリの坂道本タモリさんの坂道本、もう東京の坂道を歩くことはないのだけれど…買っちゃいました。『タモリのTOKYO坂道美学入門』から18年だそうです。その頃、ちょうど私も東京の坂道にはまり、このブログでも「Sakamichi」のカテゴリーを作ってだいぶ歩きましたねぇ。今みるとデジカメが古いので写真が貧弱だなぁ。

坂道にハマるきっかけはこちら。17年前です…会社の昼休みに上野桜木の三段坂の上あたりで拾ったのでした。
坂の上で拾った「東京の坂道」 - now and then

で、今回の本。港区の坂に絞っていますが、港区だけでもすごい数の坂道があり、江戸の古地図と現在の地図が比較的できるので、大変楽しいです。


タモリさん、この本のためなのか、写真も最新の撮りおろしです。行ったことのある坂を反すうしながら、またこの本を持って歩きたい衝動にかられながら読みました。

そしてなにより驚いたのは、大規模再開発で消えてしまった坂道もあり、超高層マンションで眺望が大きく変わっていたこと。写真をみてほんとうにびっくりでした。

この時の行合坂・落合坂・我善坊谷坂も無くなっちゃったのだとか。このあたり、とてもいい感じだったんですけどねぇ。
江戸坂道散歩:(17) 麻布台 スペイン坂・道源寺坂・御組坂・行合坂・落合坂・我善坊谷坂 - now and then

南麻布の谷間、細い釣堀坂の下にあった釣堀(名前の由来の釣堀ではなかったらしいですが)も数年前にやめちゃったのだとか。あのあたりも味があったよなぁ。

私が坂道歩きをしていた頃は、18年前のタモリさんの本が出た後で、東京にもこんなところがあったのか…と驚くほど、大通りから離れた古い坂道の近くには、古い住宅がひしめき合って建ち並んでいたり、江戸まではいかなくても昭和を感じさせる場所もまだまだたくさんあって、なによりそれが楽しかったですねぇ。

わー、また坂道歩きしたいなぁ。わざわざ「港区編」とうたっているからには、次は「文京編」が出そうだなぁ。出たら買いますよ…また。

そして…東京の坂道を歩けないので、石巻のなじみの坂道でも撮影しておきますかね。すでに復興工事で道筋が変わってしまった坂もあるからなぁ。

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このページは、raizoが2022年11月30日に書いたブログ記事です。

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