2022年 今年の3冊:結局今年も小説ナシ。

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今年の読書を振り返ると、やっぱり小説は薄めでした。持っている串田孫一の本を全部読む…という目標は達成。(読後は秋の石巻一箱古本市でほとんどまとめ買いしてもらいました。)

私の今年の3冊、選んでみました。どれも「面白い!」と思ったものばかりです。

今年もムシですみません。でも何と言ってもこれが一番面白かった。

昆虫に興味の無い方が読んでどう思うのかちょっとわからないのだけれど、とにかくこの図鑑に関わる人たちの奮闘ぶりが半端じゃないです。関係者のみなさんに敬意を表し、結局このあと学研の図鑑もゲットしました。これを読んだら買わずにはいられないですよ。ほんと。

丸山宗利『昆虫学者、奇跡の図鑑を作る』(幻冬舎):全種生体白バックにドキドキワクワク。 - now and then


私の好きなジャンル暗号モノ…のつもりで読んだけれど、暗号の仕組みなど難しい話がわからなくても、ドキュメンタリーとして面白く読めました。当時の男性中心の米軍部隊の中で、女性達が男性顔負けに活躍するところが良かったんだろうな。

ライザ・マンディ『コード・ガールズ 日独の暗号を解き明かした女性たち』:思いの外ジェンダーな。 - now and then

こちらはブログには書かなかったけれど、文系の本の中では一番面白く読んだもの。これも半分ドキュメンタリーみたいなものですが、「東京マッハ」の公開句会を書籍化したものです。

自分で句を読んだりはしないのだけれど、鑑賞は好きで、長嶋有さんや堀本裕樹さんのファンでもあるのですが、俳句が…というよりは、なによりその公開句会の様子がとても楽しかった。こんな風に楽しめるのかという新鮮さが良かった。

というわけで、来年は今年よりも本を読みたいです。が、なかなかじっくりと読書時間が取れないのが悩みの種。電車通勤していた頃のほうが読めたよなぁ…と思う今日この頃です。

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このページは、raizoが2022年12月29日に書いたブログ記事です。

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