毎年恒例ではありますが、10月5日(土)に今年も石巻一箱古本市2024に店主として出店しました。
…が、今年は主催者側としての準備で開始前からすでにヘロヘロで、開催中も人出が多くて落ち着かず、写真を撮る余裕が無く、レポートできるほどまわりが見えていなかったのが実情でした。そんな反省も踏まえて…
長期予報では曇りだったり雨だったりで天気が心配でしたが、当日は曇り。雨の心配はなさそうでほっとしました。今年の出店場所は旧観慶丸商店で、石巻では初めてのインドアです。
8時半に旧観慶丸商店の準備をしてからまちの本棚へ。9時からスタッフと助っ人さんのミーティングをしてから各スポットへ。今年は受付会場は設けず各出店場所での受付です。開始前に同時開催のイベント会場にのぼりを配ったり、担当の助っ人さんと会場を準備したり。10時ごろから受付開始で10時半から店主さんたちとスタッフの自己紹介と場所決め。今年の会場は自分も含めて11箱、店主さんとスタッフ含めると30人近くが集まるので、始まる前から人が多い場所だった(これも例年と全く違う…)のですが、私は最後の余りの端っこに出店することになりました。
慌ただしく出展準備をして11時にスタート。すでに10時過ぎからお客様が来始めていましたが、駅から一番近いこともあり、スタートから人がどっと入ってきました。こういうのは石巻では初めて。すでにペースが乱れてます。
最初に売れたのは、小沼丹の講談社文芸文庫で出していた3冊まとめ買いでした。この方、ひと回りしてもう一度戻ってきて、やはり小沼丹の幻戯書房のエッセイも買いに来てくれました。
幸先いいなと思いましたが、あとはボチボチ。スタート時は高い本を値踏みして影でスマホで値段をチェックしている人もいましたねぇ。セドリの人かなぁ。
お隣は初出店の地元の本好きおばさま3人組「ピンククローバー」さんで、ご自身の読み終わった本やお孫さんが不要になった絵本やおもちゃを激安で販売。お孫さんも販売を手伝っていてどんどん売れて箱が空になってました。楽しんでくれているようで良かった!
良く売れたのは、今年生誕100年の水木しげる先生のちくま文庫。出したものは全部売れました。藤子不二雄モノもそれなりに。あとは旧観慶丸商店出店記念で自分で作った観慶丸ZINE(観慶丸を知らない方にはなんのこっちゃだと思いますが)も5冊完売。これももっと作れば良かった。お隣の方が1冊買ってくださって、お店番の合間にさっそく熱心に読んで下さいました。去年の売れ残りの宮城の歴史本もおじさんたちに。絵本は面出ししなかったので、6年目にしてやっと売れた絵本1冊だけしか売れませんでした。考えてみれば私のところには子ども連れがほとんど来なかったかな。
客層も、場所の雰囲気もそうですが、何となく今年はこれまでの売れ筋とは少し違っていた感じで、軽めの本が人気でした。しかも同じスポットの他の箱もほとんど見て回ることができず、お隣の店主さん以外はあまりお話できませんでした。うちに来てくださった方とそれなりにお話はしましたが、後から振り返ると積極的に声をかけることが少なかったかも。ここ6回程は店主とスタッフ兼務でやっていたのだけれど、今年はいつもとペースが全然違ってしまって、自分にも終始余裕が無かったようです。反省会のようなレポートですみません。
ということで終わってみればほぼ昨年並。41冊で21,100円の売上でした。どこか必死だった自分はさておき、人出は例年よりだいぶ多い印象で、お昼に一瞬客足が途切れた時間もあったけれど、旧観慶丸商店には終始人が出入りして、見える範囲で通りを歩く人たちもたくさんいて、最後は店主さんたち同士で「また来年も来ます!」という挨拶をしながら片づけ&解散となりました。
結局この日に私が買ったのは、頼んで買ってきてもらった「ばったりたおれ屋」さんの、おたま2匹だけでした。(ミルクコーヒー&ロイヤルミルクティーのコンビ)
お客様、店主さん、助っ人さん、スタッフの皆さま…全部が入り交じって一箱古本市を構成していて、皆さん満足して帰っていただけたようなので、とにかくホッとしております。ありがとうございました。今年は楽しかったというよりは達成感ですねぇ。
そして今回はこの反省を元に(去年は来年は段取り良くやりたいって言ってますね…)、いろんな意味で戦略を練り直してまた参戦したいと思います〜。
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