前回の場所から先に進むと突き当たりが「宝竜寺坂」(079)の頂上。かつては樹木が生い茂って薄暗かったので、幽霊坂とも呼ばれていたそうですが、ここもマンションとマンションの谷間の坂になっていて、現代になってもキレイだけれど薄暗い坂。
Sakamichiのブログ記事 3 / 5
![]() | 東京人 2007年 04月号 [雑誌] 都市出版 2007-03-03 by G-Tools |
久々の坂道散歩でございます。実際は年明け初の散歩で、1月末だったかと思います。10年パスポート取得のため都庁の旅券センターに行った後、そのまま都営地下鉄の都庁前駅へ下り、江戸線で市谷柳町へ向かいました。
初めて降りる市谷柳町の駅ですが、地上に出るとちょっとした商店街。外苑東通りを少し先へ進み、曲がったところが「銀杏坂」(077)。坂としてはなんだかフツーの道です。坂の北側にあった旗本のお屋敷に、大イチョウの木があったことが名前の由来だそうですが、低層ながらマンションが建ち並んでいるだけで、かつての面影はありませんでした。
彷書月刊の2月号を読んでいたら、岡崎武志さんも最近坂道の旅に凝っているという文がありました。坂道本もいくつかゲットされたご様子。同志を見つけるとなんだかちょっとうれしいですね。ということで、前回からまたまた時間があいてしまいましたが、麻布台の坂の続きであります。
前回の永坂を下ると、麻布十番の駅がある交差点に出ます。ここで地下鉄に乗って帰らずに、もう一頑張りすることにしました。ここからは、江戸の坂のコースではなく、タモリ本も参考にしての延長戦。交差点から麻生十番の商店街に入り、商店街の地図を見ながら進みます。
商店街の途中である四つ角を曲がったところにあるのが「七面坂」(072)。坂の近くのお寺に七面大明神が安置されていたのがその由来。短い坂です。
スラッシュドット ジャパンの記事で知りました。
スラッシュドット ジャパン | 江戸の古地図で遠山金四郎や長谷川平蔵の屋敷を探してみよう!
Yahoo!地図情報で、3月15日までの期間限定ながら、江戸時代・明治時代・現在・航空写真の4種類で地図を見比べることができます。おすすめコースもたくさんあります。
Yahoo!地図情報 - 古地図で東京めぐり
東京タワーのふもと、芝公園の片隅に「富士見坂」(065)の痕跡があるらしいのですが、これなのかどうかよく分からないような坂でしたけれど一応撮影。
このあと、芝公園のスタジオの向こうにあるという心光院を探したのですが、一向に見つからずに周辺をうろうろ。どうやらこのお寺が和食の店に変わってしまっていたようです。気を取り直して次の坂へ...。
昨日の日経夕刊の「文学周辺」は、柴田錬三郎の「眠狂四郎無頼控」と東京・切支丹坂。坂道研究家として山野会長の談話も入り、坂道話になっていました。写真は庚申坂でしたが、この茗荷谷周辺の坂道は以前訪れた坂道ですね。
now and then: 江戸坂道散歩:(10) 小日向 荒木坂・庚申坂・切支丹坂・蛙坂
だから思い出した...という訳ではないのですが、前回の坂道散歩の続きであります。
我善坊谷坂から引き返し、「三年坂(060)」へ向かいます。道々遠くに見えたのは、東京タワーとこの謎の建物。三年坂を登るとちょうど正面になります。近づくとかなりの迫力ですが、どうみても宗教的な感じです。
ぼやぼやしているうちに2006年も暮れかけてきました。まだ公開していない坂道の旅が残っているので、2006年分を駆け込みでご紹介いたします。今回は千代田区の神田駿河台縲怏至y町編です。秋に神保町古本散歩に行く前にひと巡りしたときのものです。
まずはJRお茶の水駅聖橋口からスタート。秋葉原に向かって線路に沿って下りる坂が「淡路坂(043)」。この坂は、秋葉原で買い物した帰り道、千代田線の新御茶ノ水駅までのルートとしてよく歩きました。