2000.07.01 発行

■□■□■ まっくらぶ 2000年 7月号 ■□■□■

あ〜やっぱり締め切りに間に合わない! 月1回更新するだけなのになかなかうまくいかないです。 ちゃんと見てくれている人がいるのかどうかも実はよく分からないけれど なんとか「今年度」はがんばります。

先月レポートしましたPowerBook & AirMac、すこぶる快調でございます。あまりにラクラクなのでついついインターネットやりすぎの感もあります。(電話代も増えて苦情が出ました。)電源コードも充電が必要な時だけつないでいるような状態なので、通常は本当にワイヤレスで使っています。ちょっと「巨大甘食」が高いけど、ホントおすすめですっ!

 #$%&< Keyboard考 >&%$#

6月下旬にiMacやG4、PowerBookなどの調整済商品の特別安売りがありました。調整済商品というのは初期不良などで一度アップルに戻ってきたものを修理したもので、保証期間が3カ月になっています。例年これがでてくると近い内に新機種が出ることになっています。

ということは、やっぱり7月中旬のアメリカ本国で行われるMacWorldで新iMac&新G4が出そうです。(これを読んでいただいている頃は発表されているかもしれませんで。ガセネタになってしまうかな?)

  • iMacDV-650 Special Edition/128M/30G/DVD/56Kモデム
  • iMacDV-600/64M/15G/DVD/56Kモデム (5色)
  • iMac-550/64M/10G/CD/56Kモデム (Blueberry)

こんなフライング情報もありますが、17インチモニタのiMacだとか、マウスもワイヤレスとの噂ですが果たしてどうなることでしょう。新製品登場前でネタがあまりないのですが、最近個人的に苦しんでいる「キーボード」について語ってみようと思います。

☆☆☆

■ 最近職場ではApple純正の「USBキーボード」を使い始めたのですが、これがまた今まで使っていたキーボードと勝手が違い、誤変換続出(自分が悪いのですが)で困っています。微妙なキーの大きさや配置の違いで、こんなに違うのかと自分でもびっくりしました。未だに慣れず「delete」キーを押すつもりが「F12」、のばす記号(ー)を押すつもりが「F9」を押してしまったりで、かなり苦労しています。指の位置を確かめるためのキーボード上のポッチ(?)の位置も「D」と「K」から「F」と「J」に変わってしまったのも調子が狂いました。というわけで今までのキーボードの変遷は...?

■ Macで初めて使った初代Macintosのキーボード(これもまた今は見られないような独特のキータッチでしたけど...)は省きますが、職場でず〜っと使っていたのはいわゆる「Apple標準キーボード」です。一時期からは「Apple標準キーボード(英語版)」に替え、つい最近まで現役でした。キーの押し心地も含めてこれが一番使いやすいキーボードだったと思います。キーの大きさが良かったのかなあ。

私が1991年頃より今年の春まで使っていたApple標準キーボード(US版)
長年の使用によりスペースバーやリターンキーの部分がすり減ってテカってます。

■ 同時期に出ていたのは「Apple拡張キーボード」。これはファンクションキーがついている巨大なキーボードです。置くためのスペースさえ確保できれば、矢印キーも十字に配列されていて使いやすかったと思います。(かつてサーバーにしていたQuadra950などで使用)アジャスタブルキーボードっている左右に扇形に開いた形でキーが配列されているキーボードもありましたっけ。

■ 次がAppleキーボードIIです。このあたりからApple社の景気のせいだったのか、急に作りがちゃちくなり、「ケソケソ」した押し心地が個人的に今ひとつ好きになれませんでした。このキーボードに慣れてしまうと次から出てきた「JIS配列のキーボード」がとても使いにくいものとなります。キー配列が変わってしまったのです。でもよく考えてみれば、Caps Lockキーが「A」のキーの横にあるなんて、やっぱり変だったんですね。でた当初は、リンゴのマークの部分が6色リンゴだったのですが、途中からただの彫り物のリンゴ(いままでマークが付いていたところにリンゴの形のくぼみができていること)になってしまい、ますますそっけなくなってしまいました。

AppleキーボードII(白リンゴタイプ)
Capslockの位置が...

■ AppleキーボードII(JIS)これはキーボードの配列がJIS規格になったものです。このあたりからスペースキーの両脇に「英数」キーと「かな/カナ」キーが登場しました。このあたりから「コマンドキー+スペースバー」で日本語モードと英語モードを切り替えることができるっていうことを知る人が減ってきましたね。しかし私も今や英数&かなキーでの変換に慣れてしまったので、コマンド+スペースは使わなくなってしまいました。

AppleキーボードII(JIS)
元通りcapslockは左下。英数とかなキーが登場!

■ Apple GSキーボード。これは個人的に数年来自宅で愛用していたもので、Apple II GSというMacintoshではないパソコン用のキーボードだったのですが、Macでも使えます。ファンクションキーなどはありませんし、もちろん日本語版ではないのでUSバージョンのみ。でもコンパクトでキータッチも良く、個人的には気に入っておりました。そういえばNextキーボードもMacで使えましたね。これはコマンドキーがちょっと違うので使いにくかったらしいですが、GSキーボードは全く問題無しでした。

Apple GS キーボード
6色マークだってちゃんとついてます。コンパクトなのがよかったですね。

■ USバージョンのキーボードもやはり難点があります。ひらがな入力(ローマ字入力ではなくて)する人はほとんどいないと思いますので、キーボードにひらがながプリントされていなくてもあまり問題にはならないのですが、¥マークなどはキーボードのどこをうつと出てくるというのを覚えておかないといけません。また、最近は「英数」キーとか「かな/カナ」キーなどを使って日本語入力モードを切り替える方が多いと思いますが、もちろんそんなキーもありません。

■ そしてiMac以来主流となったJIS配列のUSBキーボード。押し心地はAppleキーボードIIよりはよいのですが、キーとキーとの間が狭くなり、キーボード上部の数字&記号キーのすぐ上にファンクションキーが配置されていて、押し間違えやすい、Command(アップルマーク)キーが小さくなった...などが使いにくいと思いました。矢印が十字配列なのはいいんですけどねえ、使わないし。ファンクションキーもあまり使わないので、もう少し上に配置して欲しかった...。4月以来このキーボードを使っているのですが、誤変換がかなり増え、長文入力をしているときはかなりストレスを感じております。いったいいつになったら慣れるのでしょうか???

USBキーボード
ファンクションキーなんて使わないのに...

■ 一方新PowerBookとiBookですが、この2つのキーボードの大きさはほとんどかわらないんですけど、なんとなくiBookのキーボードの方が気に入りました。どうしてといわれると困るのですが、なんとなく押し心地が良いというか、キーを入力していて気持ちよいというか...。印刷されている文字もちょっとかわいいし。両者に言えるのは、キーボード手前のトラックパットの周りの部分がアームレスト(キーボード入力中に手首のつけねをのせるもの)がわりにちょうど良く、あまり無理な感じがしない上、キー1つ1つも大きくて入力しやすいということです。WindowsのノートパソコンでPowerBookのような形(キーボード手前が大きく開いている)をしたものがとても少ないのですが、この手前の広いスペースはヘビーに使うにはあえて必要なものなのだと実感しました。PowerBookを膝の上にのせて使うときにはちょ〜ど良いですヨ。(またPowerBook絶賛になってしまってすみません。)

■ とにかくマウスと並んでなくてはならないキーボード。個人的にはこの心地悪さから早く解放されることを願っております。

<ひとりごと>
 先日、新宿3丁目伊勢丹付近を歩いていたところ、数年ぶりに「タイガー」に会いました。あのあたりでは有名なタイガーマスクのお面をかぶった新聞配達のおじさんです。夕刊を配達中でしたが、配達区域はてっきり歌舞伎町周辺かとおもってたけど、けっこう配達範囲が広いんですね。バイクじゃなくって歩きで配達してるので大変だなあ。新宿南口のタワーレコードがオープンした際に、イメージキャラクターとして登場していてびっくりしました。もちろん開店記念にタイガーの缶バッチももらいました。新宿の映画館で古い映画を上映していたときに一緒になったことも何度かあります。1番前の中央の席に座っていて、上映中もマスク(お面ですね)をしたままだったみたい。いつもだいたい同じ席でした。彼の勤務時間以外では、ラジカセを持って鳴らしながら歩いているので有名ですね。そのタイガーを見かけた直後、欲しくて捜していた物も見つかり、いくつか良いこともあったので、タイガーのおかげかな...と思ったりしています。(2000.7.4)