2000.12.02 発行


■□■□■ まっくらぶ 2000年12月号 ■□■□■

 国会ではIT法案も通り、国民全員がパソコンを使えるようにするって言ってるようですね。このパソコンってもちろんWindowsのことに決まってます。国がもうマイクロソフトを応援しちゃうって太鼓判押したみたいで、ますますマイナーになってしまう予感のするMacintoshでした。パソコン業界もこれから大変そうだし。いまさら大逆転などは全く思っていませんが、未だにMSXパソコンやAmigaを使ってる人もいるし、個人的にはマイナー路線をつらぬく覚悟です。あぶなく転びそうになった(先月号の記事に画像を載せた)SONYのVAIOですが、実物をみたらあまりのチャチさに愕然としました。いやはやホントに安っぽい。iBookもお子さま向けかもしれないけど、作りは全然しっかりしてるぞ!時代の流れから言うとMacをビジネスで使うのは限界かも知れませんが、10年使い続けただけでもAppleに表彰してもらいたいくらいのものです。


Office:macロゴ

〜 個人的感想 〜

 しかし11月は肩が凝りました。毎日慣れないWordを使ったからです。使っているうちにいきなりエラーで終了してしまうので、イライラ倍増。表まじりの文書などは、まったく思うようにいかず、謎の現象が現れてお手上げです。かといってWindows版を使っても、エラーは出ないけど使い勝手はあんまりかわらないので同じ事。Office2001はこの窮地を救ってくれるのか???もう機能はどうでもいいからこれだけはなんとかして欲しかったので、さっそくインストールしてみました。もうMac関係の雑誌も、各紙で大特集のようなので、細かいことは書きませんが、個人的感想を少し...。

 まずは対応しているシステムですが、箱にはMac OS 8.1以上ということになっています。しかしながら、マイクロソフトが発表している不具合情報を見ますと、8.1ではトラブルが多いようです。ということは8.5以上がベターと言うことですね。また、1つ1つはかなりメモリを食いますので、実際に取り付けているメモリの容量があまり無い場合は「仮想メモリ」をオンにしておきましょう。一説によると、比較的古いPowerMacでは動作が重たくなるそうですが、G3以上のマシンであればかえって速くなるそうです。G3マシンとG4マシンで試してみましたが、私もそんな気がしました。

 でもあいかわらずあの「Mac君」が登場し、うっとおしいのは変わりません。あれさえなかったら2割くらい動作が軽くなりそう。なんでも聞いてくれって顔をしていながら、なにも教えてくれない役立たず!おまけにバグのせいか、Mac君が表示されるウィンドウが真っ白になり、おまけにその小さなウィンドウそのものも閉じることができなくなってしまうため、ますますおじゃまなものになってしまったりします。(これはかなりの頻度で発生)

おせっかいなMac君

  Excel   (このアイコンがちょっと懐かしい...)

 「設定パレット」(Wordなども共通です)というものができたので、いままで面倒だった「書式設定」がとても楽になりました。いままでは、(昔はそうじゃなかったんですが...)メニューの奥の奥にしまわれていて、とてもわかりにくく、説明するのも一苦労でした。2001では、単純な表を作るのだったら、罫線ツールで感覚的に線を引くことができ、初心者にもわかりやすくなったと思います。その分パレットがいろいろ出てくるので、モニタの画面が狭いと苦しくなります。

 でもどの雑誌にも必ず書かれていますが、ショートカットのキーの組み合わせが変わってしまったのが痛手です。10年もそのキー操作で使ってきたのにいまさらないでしょ〜。1週間やそこらじゃまだまだ慣れないです。皆様気をつけてご利用下さい。私は思わぬところで書体をイタリック(コマンド+I)にしたりボールド(コマンド+B)にしてしまったりして、あわてて元に戻しています。

 基本機能にはほとんどかわりないので、違和感なく使えると思います。

  Word  

 1週間ほどの間に、かなり複雑なWordも文章を作りましたが、いきなりエラーというのは無いようです。本当にこれだけで入れたかいがありました。アプリケーションメモリをあえて多く割り当てなくても大丈夫みたいです。文書の中に表を入れる必要があっていろいろ試してみましたが、エクセルで表を作ってコピーペーストするのが一番楽かもしれません。(それでも表が崩れることがありますが...。)エクセルの表をオブジェクト形式でペーストすると、エクセルの表を訂正すれば、ワードの文書の表も連動するので便利です。Windowsな人には当たり前だってバカにされそうですが...でも今までWindows版でできてMac版でできなかったことは、だいたいできるようになってます。(でもやっぱり私はNisusが一番使いやすいなあ。)
 私の隣席からは、バグではないか?という謎の現象の報告が続々(?)とよせられており、あいかわらずという感はありますが、Macが固まらないだけ良くなったと考えましょう。

 PowerPoint 

 これはほとんど使ってないのでわかりません...。

 Entourage (アントラージュと読みます)

 メールソフトというだけでなく、アドレス、予定、メモなどを管理できる、いわゆるPIMソフトってことになってます。個人的にはPalm Desktopを使っているので、PIMの機能はあまりいらないのですが、ゆくゆくはPalmと連携できるようになるらしいので、そうなると使うかもしれない...。でも確かにOutlook Expressよりは多機能になってるし、乗り換えも簡単です。かなり便利ではあるらしい。

 Outlook Expressはもう開発しないそうなので、基本的にタダで使えるのはバージョン5.0までということになるようです。Mac OS Xでアップルがメールソフトを標準搭載するからなのでしょう。


 それから、マイクロソフト社の標準TrueTypeフォントMS明朝とMSゴシックも自動的にインストールされます。これはWindowsに入っているフォントと同じモノです。今まではWindowsとMacで共通のフォントが存在しなかったので、あえてプリンタ内蔵フォントなどを使う場合以外は、微妙にレイアウトが崩れてしまい、結局たいして互換性が無いみたいに思われがちでしたが、この2つのフォントを使えばひとまず解決です。また、書類を保存する際に、Win用の拡張子(ファイル名のおしりにくっつく.docとかいったもの)をつけるオプションもあり、Windowsとの互換性にかなり歩み寄った内容となっています。

 とにかく異常終了がなくなっただけでも大助かり。PowerMacをお使いでしたら是非バージョンアップすることをお勧めいたします。でも続々と不具合も報告されているので、マイクロソフトからの情報もチェックしておくと良いですよ。


♪♪♪ 今月の私の物欲 ♪♪♪

Bang & Olufsen社
ヘッドフォン

 2〜3年前にはやった耳に挟むタイプのソニーのヘッドホンは、私がメガネなのと耳がデカいために、30分くらい使うともう、耳の付け根が痛くなっちゃうんです。これは締めのきついメガネの時も同じところが痛かった(ちゃんとあとで調整してもらいましたが...)ので、私は耳の付け根が圧迫されちゃうとキビしいみたいです。最近は両耳バラで、耳にひっかける(というかはさむというか...)タイプが流行ってますが、中でもこのBang & Olufsenのヘッドフォンは耳にフィットするのが売り。それ以前にやっぱり一目見てカッコイイなあと思って...。

 ヘッドフォンそのものは、どちらかというとチャチなタイプかもしれないです。その分軽いです。音はそんなに良いわけでは無いと思います。それはやっぱりがっちりしたヘッドフォンには負けます。音漏れもするので大音量では聞けません。でも売りのフィット感はバッチリ。耳に引っかける部分と、耳の穴に当たる部分の軸の2カ所が動くのです。これで装着30分後の耳痛からは解放されました!

北欧製品らしい質素なボックス
専用ケースとヘッドフォン

<ひとりごと>
 今、ビートルズのヒット曲を集めた「1」というCDが売れてます。全世界で2000万枚だそうですね。ご多分にもれず我が家でも買いましたが、私自身はビートルズ世代ではないので、それほど思い入れはないです。イギリスってクリスマスシーズンにこういったベスト盤を出すんですよね。ファンへのプレゼントってとこでしょうか。1〜2年前は確かABBA Goldがこのシーズンに売れていたと思います。なつかしさのあまりこれも買っちゃって、一時期はまりました。
 個人的にはついついQueen関係のものを買ってしまいます。なんだかおばさんですね〜。ボーカルのフレディー・マーキュリー没後、毎年このシーズンになにかリリースされるのですが、今年はフレディーのソロのベスト盤でした。Queenって小学生の頃にすごくはやっていて、昔は気持ち悪くて見向きもせず、
当時は友人の影響もあり、KISS(こちらも別な意味で気持ち悪いけど)なんかをわりと一生懸命聞いてました。ディスコブームでABBAとかはやったのはその後かな。もう最近は過去を振り返るばかり。そうだ去年はPunch The Monkey(ルパン三世のアレンジ集)にもはまりました。もとのルパン三世のTVアニメサントラは、高校の時すり切れるほど聴いたのでこれまた私的にはグーでした。
 
SONYのVAIOや車のCMに10ccの曲が使われたりして、おっ懐かしいねと思う曲がやたら増えてきた今日この頃です。

<おしまい>