まっくらぶ２００１年５月号

現在の職場ではずっとISDNのダイアルアップでインターネットを利用していたのですが、通信費もかさんできた（私のせいか？いやそればっかりじゃないぞ～！）ため、常時接続サービスに切り替えることにしました。

ケーブルテレビも検討したのですが、事務所に穴を開けなくてはいけないのであきらめ、大がかりな工事が必要ないADSLを利用することにしました。今話題のADSLですので、導入を考えている方は参考にしてください。

いま、パソコン雑誌の特集で一番多いのがADSLとCATVによる常時接続の特集です。ですので、これらがどんなことなのかっていうのはそれぞれ雑誌で立ち読みしていただいて、今回は導入体験談といたします。

それでもADSLってなんだ？という疑問をお持ちの方、詳しくはこちらなどを参考にしてください。昔からのアナログ銅線の電話線を使った高速通信サービスで、まだサービス地域が限られており、首都圏では順次対応が広がっています。ただ対応地区にはいっていれば良いかというとそうでもなく、電話局から自宅までの電話線が全て銅線である必要があります。ウラを返せば、間に光ファイバーがはいっちゃうとダメなのです。ほとんどの場合は問題ないようですが...。NTTは新しい幹線などは光ファイバー化したりしてますから、こればっかりはNTTに調べてもらわないとわかりません。

スピードでいいますと、アナログ回線だと上り56K下り36K。普通のISDN回線は上下64K。この数値の単位はbpsといって、１秒間にどれくらいデータのやりとりをするかの単位です。64Kbpsというのは１秒間に64000ビット（64キロビットということです）のデータをやりとりしていることになります。これがADSLですと上り1.5M（MはKの1000倍）下り256Kという速さ！

それからもう１つ。ADSLを使う場所がNTTの収容局から距離的に離れていれば離れているほどスピードが遅くなってしまいます。ここが銅線の辛いところ。めちゃめちゃ遅くなるわけではないのでISDNよりは速いのですが、スピードは100%保証されるものではないというところに気をつけてください。

最後に...いまISDNを使っている場合...回線の契約をアナログに戻す必要があります。もともとアナログ回線だったものをISDNに契約変更した回線は問題ないのですが、最初からISDNで契約した回線の場合、アナログ契約に変更すると電話番号が変わってしまいます。また今使っているTAやルーターは全く無駄になります。自宅でのADSLをあきらめたのも、このダイアルアップルーターが無駄になってしまうのがネックでした。もう少し使わないと元が取れないですからね～。

ここまでのところでADSL導入に踏ん切りがついたところで、インターネットにつなげるために使っている「プロバイダ」がADSLに対応しているのか調べる必要があります。これはプロバイダのホームページで調べればすぐわかります。最近は大手のプロバイダはほとんど対応しています。ちなみに今回は@niftyでした。あるいは東京メタリック通信などは、そもそもADSLを利用したプロバイダですから、加入＝ADSL化ということになります。

すでに職場では@niftyには加入していましたが、まず申し込み前につなぎ放題のプランに変更します。@niftyの場合は１ヶ月2000円です。最近はつなぎ放題のプランでも高くて2000円までといったところ。安いところは1000円以下のプロバイダもあります。

モデムタイプかルータータイプか
とりあえず１台をつなげれば良い場合はモデムタイプ（ほとんどの場合USBモデムとなります）です。ADSL専用のモデムが必要ですので、パソコン内蔵のモデムなどとは別のものです。複数台を１本のADSLにつなげたい場合はルータータイプを選びます。これも、通常のダイアルアップルーターとは違う、ブロードバンドルータというものが必要です。ちなみにモデムタイプの場合はMacには対応していないところがほとんどですから、Macの場合は必然的にルータータイプとなります。

電話と兼用かADSL専用か
今すでにアナログ電話を使っている場合は電話と兼用で良いと思います。ADSL利用中でも電話は使用可能です。ADSL専用の回線を契約することもできます。この場合は電話線を引くときにとられる72000円はかからないのですが、ADSLの料金が電話兼用タイプより高くなります。

月額料金は、@niftyの無制限コース料金（2,000円）に所定のブロードバンドオプション料金の組み合わせとなります。この月額料金にはNTT回線使用料を含みます。初期費用には、モデム／スプリッタレンタル料金、開通手数料、NTT申込手続き費を含みます。また初期費用のほか、別途、NTT各地域会社に工事費がかかります。以上をホームページから申し込みました。

申し込みすると数日後に@niftyから、次にイーアクセスから申し込み確認のメールが来ました。その後、イーアクセスを通じてNTT側で回線の調査を行い、申し込みの場所でADSLサービスがが利用可能かどうか結果連絡のメールが来ます。

ここで今度はメールで指示のあったイーアクセスの工事担当（実際は工事外注先）へ連絡。（通常は先方から電話が来るらしいですがこちらから電話しました。）まずはNTTに連絡してADSLの工事日程を決めてからまた連絡して欲しいとのこと。

ということでNTTへの工事申し込みは自分でやらなくてはいけません。116に電話して、ADSLの工事を申し込みます。今回はは今までインターネット専用で引いていたISDNの電話回線をアナログに戻すことになりました。まずは申し込みの電話でアナログ用に電話番号を変更（もともとISDNとして引いた回線だったため）の上、アナログへの切り替え工事の日程を決めます。もともとアナログなお宅ではこれは必要ありませんね。この工事のあとNTTの電話局内のADSL工事の日程を決めて、NTTへの申し込みは終了。イーアクセスの工事担当業者へADSL工事完了日を連絡。少し知識があれば、あとは説明書にしたがって自分でUSBモデムやブロードバントルーターを自分で設置すれば良いのですが、事務所内はLANの設定がややこしそうだったので、追加料金を払ってADSL開通の翌日にルーター設置作業に来てもらうことにしました。

アナログへ戻す工事の当日は、事務所内では何も準備する必要はなかったのですが、あとから聞いたら協会事務所の外の引き込み線あたりを工事していた様子。その２～３日後にNTTが電話局内でADSLのための工事が終わったようで、NTTから工事終了の電話がありました。そのころにはもうイーアクセスから設置するブロードバンドルーターのセットが宅配便で到着。あとは設置を待つだけです。

約束の日にイーアクセスから委託を受けている接続業者の方がやってきて、ブロードバンドルーターの設定をやってくれました。１時間以上も四苦八苦して設定してやっと設定完了。やっぱりちょっと複雑だったのかな。お金は少しかかったけど自分でやらなくて良かった。これでもう開通です！

いやしかしやっぱり速い！画像があっという間に表示されます。相手のサーバーそのものが重いときはやっぱり表示も遅いけど、でも速さは充分体感できます。メールチェックも一瞬で終了。11MBのファイルも1分弱でダウンロード完了。これはすごいっ！これに慣れてしまうと自宅のISDNのノロいこと...。これだったらもっと早くやっときゃよかった。

うちの近所ではなんとこの60倍以上のスピードの100MBサービス（株式会社有線ブロードネットワークス）があります。借家に穴を開けなくてはいけないので遠慮してますが。なんと月額4900円!?いやはや100MBの世界となるとどんななのかなあ。

いかん、いかんと思いつつ、４月は好きでもないペプシコーラを飲みました。そう、PEANUTS（いわゆるスヌーピー）のボトルキャップ（全３０種＋α）のためです。キャンペーンが２週間というのを知らず、ちょっと出遅れました。しかもうちの近所にはダイエットペプシの入荷が少なく、ダイエットペプシ分１５種は早々に断念。でも欲しいのがあるんですよね～。ダイエットペプシのスヌーピーボトルキャップ、家にころがっている方、なんでも受け入れ可ですので是非譲ってください！私もPEANUTS歴３０年！小学１年生くらいの時に生まれて初めて買った漫画が「孤独ねチャーリー・ブラウン」でした。当時は「孤独」ってのがなんだかよくわかりませんでしたけど...。

そして近頃は「MIU」なるあやしいドリンクの深海生物ボトルキャップも登場し、水族園関係者はコレクションにヒートアップしている模様...。

　＜ひとりごと＞
　NBAはプレーオフが始まったのですが、このところのMLB人気でNHKのBSはもっぱらMLBの試合ばかり。もうNBAだとケーブルテレビかCSでESPNを見るしかないですかね～。オリンピックの時にちょっとコメントしたレイ・アレンのいるミルウォーキーバックスは順調に勝ち星を重ねています。得点王アイバーソン率いる76ersを破って地区優勝して欲しいです！

　イチローで盛り上がるシアトルですが、開幕まではシアトルがあんなに勝てるとは誰も（シアトルファンは別として）予想していなかったのではないですか？スター選手がみんないなくなっちゃって、残された選手がなんだかみんな地味だったし。でも４番で１塁手のオルルードってちょっと渋くて最近のお気に入りです。＜おしまい＞