2000.07.01 発行


■□■□■ まっくらぶ 2001年7月号 ■□■□■

 今月もあわてて自宅で執筆していまして、自分のOS Xのキャプチャー画面などは後日追加していこうと思ってます。とりあえずテキスト優先、画面はアップルから拝借して、ということで...。


■■■ 挑戦!Mac OS X ■■■

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 職場で私の使っているG4/400の調子が今ひとつ。ということで、最近ついに(というか私は結局年に1度はやっているのですが...)初期化&システムの再インストールをしました。そしてついでに思い切ってXにも挑戦してみました。まずは10Gのハードディスクをほぼ3等分に分け、1つにMac OS9.1、もう1つはデータ専用とし、最後の1つにXをインストール。Mac OS Xそのものやインストール方法などは、雑誌の特集や解説本を見ていただいた方が正しいと思いますので、そちらを参考にしてください。ここではしばらく使ってみた上での感想を...。

★★★

 インストールはあっけないほど簡単に終了。でもそこそこ時間はかかります。途中でフリーズしてしまったのかと思う瞬間もありましたが、辛抱強く待っているうちに無事終了。いよいよOS Xが起動しました。起動時にいくつかの設定をするのですが、アップルのiToolsのアカウントを持っていれば、このときに登録すると便利です。iDiskやmac.comアドレスのメール設定までやってくれます。(いずれiToolsの特集でもと思っているのですが...。)

 続いて、すでにいくつかアップデーターが出ているので、インターネットを使い「ソフトウェアアップデート」でOSをアップデートしておきます。電話線のダイアルアップ環境だと、ちょっとこれ厳しいかも知れないですね。ちなみに7月1日現在のバージョンは10.0.4です。

 

 目に付くのは画面の下に並ぶ「Dock」と、やたらに大きくなったハードディスクアイコンです。このDockやハードディスクアイコンはFinderから見えないようにすることも可能。見えているハードディスクアイコンをクリックすると、ウィンドウが現れます。ウィンドウズのディレクトリ表示のような方法にも切り替えることができます。このディレクトリ表示にした上で、いろいろな書類を選択すると、書類の中身がファイルを開かなくてものぞけるのです。画像だったらもちろんその画像そのもの、ワープロだったらワープロ文書の中身....といった具合です。対応していない場合は単純にアイコンが大きく表示されます。これも実際やってみないと雰囲気がわかりませんね...。

 OS XというのはUNIX(今はやりのLinuxもUNIXの一種)がベースになっているので、今までのように、あちらこちらにフォルダを散らかすようなことはできません。WindowsでいうところのMy Documentみたいな自分のユーザーフォルダのなかに書類を保存するのが基本となります。アプリケーションを保存するフォルダも決まっています。勝手にフォルダをあちこちもっていくのは不具合の原因になりますので気をつけましょう。


保存作業にちょっと時間がかかりすぎるような...

 プリンタは幸いPostScriptプリンタなので、すんなり認識し、プリントもできるのですが、まだドライバが完全対応ではないため、プリントするとバックの白地に薄くアミがかかってしまいます。たまたまFireWireのコンパクトフラッシュカードリーダーをつなげていたので、カードを読み込ませてみたところ、すんなり認識されました。するとさらにImage Captureというデジカメ画像用ソフトが自動的に起動し、カードからのファイル転送が楽々実行できました。デジカメでUSB接続できる機種もこの機能が使えるようです。これで画像を転送すると、アイコンにもサムネール(撮影画像の縮小版)がアイコンになるので、画像の判別もやりやすくなります。トータルでFireWireについては認識率が高そうです。またUSB機器はあまり試していません。愛用のマイクとロフトのインテリマウスはそのまま認識。右クリックも、スクロールもできますが、スクロールはうまくいかないこともあります。

 OS Xに対応していないソフトは、OS Xの中でMac OS 9.1を起動するというClassic環境で使います。OS XのFinderの動作は、はっきりいってG4/400ではかなり重たいのですが、OS Xの上で動いているこのクラシック環境は、思ったより安定して使うことができます。スピードも普通の9.1とほとんど遜色ありません。今のころ、クラシック環境でATOK14を使う設定にしていると、クラシック環境で動くアプリケーションが不安定になるという症状があるのですが、ことえりにしておく分には全く問題ありません。でもクラシックアプリを使っている間、ことえりを使わなくてはいけないのはちょっと厳しいので、エラーが出るまではATOK14のままで使っています。エラーが出ても、そのアプリケーションだけが終了するだけで、OSそのものには影響ありませんから、かえってOS 9.1のままで使っているときよりも圧倒的に安定しています。

 不満点その1は、クラシック環境に切り替わると、スクロールマウスのスクロール機能が使えなくなること。スクロールになれてしまうともう後戻りできないですね...。それから。なぜかAppleShareサーバー上のファイルを直接使うことができないので、仕事上使用するにはちょっと問題があります。サーバーからコピーしてきて自分のMacで使う分には問題ないのですが...。現在原因究明中でございます。サーバーに用がなければOS Xに移行してもまったく問題ないのでは...と感じました。個人的にも切り替えようかと思い始めています。

 OS X対応アプリケーションとしては、標準で搭載されているアプリケーションの他に、Arena Internet Mailer 2.2、Jedit4.0.8、Graphic Converter、ATOK 14 for Mac OS Xなどを入れています。ArenaはOS 9.1と同じメールフォルダを共有できるので、2つのOSを切り替えて使うときは便利。ATOK14は、辞書の共有は無理みたいだけれど、前の辞書がそのまま利用可能でした。私の辞書はEGBridge(もうバージョンは忘れましたがかなり古いバージョン)からはじまって、VJEを経てATOK14まで10年くらい使っているものなので、もう手放せないです。アップルワークス6.0はOS X対応のはずなのですが、OS X上ではほとんど使い物にならないため、クラシック環境で使わざるを得ません。Excel、FileMaker、Adobe関係のソフトなど、今のところクラシック環境で問題なく動いてくれています。OS X対応のMicrosoft OfficeやFileMaker Proもそろそろ出てきますが、Xだと重たくなりそうなので、このままクラシックで使い続けた方がストレス少ないかもしれないです。


話題のヒラギノ以外でも英字Fontいろいろ...

 今までのスクリーンセーバーは使えませんが、標準でついてくるスクリーンセーバーもなかなかのもの。今は、OS Xの抜群の描写力(Open GLってやつでしょうか...)で迫る宇宙画像のスクリーンセーバーが気に入っています。もちろんデスクトップにも好きな壁紙を貼り付けられますが、これは9.1と同じ子鬼のトリオなので、OS Xには全く似つかわしくないデスクトップになってます。フォルダアイコンについては只今あれこれ試しているところ。最大128ピクセル×128ピクセルの巨大アイコンなので、見栄えがどうなんでしょう。縮小して小さく表示されたときにもきれいに見えるアイコンはなかなか難しそうです。今までの32×32もそれなりに制約があるなかで、なかなか良かったんだけどなあ。もちろん昔のアイコンは昔のまま普通に見えますが、Dockに入れたりすると膨張してみえます。

 不安定な新しいOSなんか無理に使っちゃって無駄なことを...などと批判される御仁もおありでしょうが、新しいものをあれこれ使ってみることそのものが楽しいわけで、他の人には迷惑をかけないようにしてますから勘弁してください。これってSystem 6.0.7からSystem7にバージョンアップしたときと似ていますね。いまでは当たり前のMultiFinderが標準にFinderに統合され、システムにいろいろな機能が盛り込まれたのです。あのときも7になったとたんに重たくてノロノロ。日本語のシステム(漢字Talk7.1のこと。7.0の日本語バージョンは結局出なかったんです)がなかなか出てこないないため、GomTalkという英語版の7.0で無理矢理日本語を使えるようにするフリーソフトを使ったりしていました。それも他の部署でに見放された職場で最古のSEにこれまた無理矢理(英語版7は自前で買った...)入れていたりしたので、まあほんとに懐かしいこと!

 でもまあOSの種類やバージョンなんて、問題なければどのバージョンを使ったって構わないってことです。自分がやりたいことができればWindowsでもMacでもいいじゃないですか!。新しいバージョンに入れ替えたくなるのは新しもの好きの宿命ってことで、今後もまた挑戦していきますっ!


♪♪♪ 今月の私の物欲 ♪♪♪

〜番外編 その2〜

 危険な店「その2」。有楽町そごうの跡地に「ビックカメラ」がオープンしました。京葉線の東京駅からは、東京国際フォーラムの地下を通って地上に出ずにビックカメラのビルに入ることができます。これで仕事帰りにお買い物するポイントが増えてしまった!パソコン売り場もさることながら、オーディオコーナーも秋葉原並に充実していてびっくり!比較的大きなスピーカーの視聴コーナーもあり、いまはやりのAVサラウンド関係も充実していました。う〜ん、CD、MDと続いてゴールド色の機器が増えてきたので、そろそろ黒いアンプも買い換えたいなあ。なんだか最近急に貧弱に見えて...当時は黒が流行ってたんだけどねえ。


<ひとりごと>
 NBAファイナルは、やっぱりレイカーズ...。やっぱりなんだかつまらないなあ。NBAのドラフトも行われたばかりですが、今年は史上初めて高校生がNo.1指名。今年は例年になく高校生が多かったのですが、イコール、来シーズンすぐに大活躍する選手が少なそうです。我が(?)バンクーバー・グリズリーズは「大赤字」のためメンフィスにフランチャイズを移す予定になっており、チームのスター選手もドラフト後のトレードで散り散りです。ドラフトでは即戦力と評判の選手を取ったのですが、チーム移転後ははたしてどうなることでしょう。
ファイナルのハーフタイムでは有名アーティストがショーを行うのですが、フィラデルフィアではBoys II MenやDestiny's Childなどが出演。Boys...はちゃんと地元76ersのジャージを来て歌っていたのですが、Destniy's...の方は歌の後半でなんとレイカーズのジャージに早変わりしてしまい、地元ファンの大ブーイングに会っていました。バカだな〜。アメリカのプロスポーツは、やっぱり「地元」ファンですね。