2001.11.3 発行

♪♪♪ 今月の私の物欲 ♪♪♪

〜 特別編 〜

■■ Nikon CoolPix885 ■■■

 結局のところ、発売日にヨドバシで買ってしまいました。69,800円+消費税。13%還元だったので実質60,000円でしょうか。たまっていたポイントで予備のバッテリーも一緒に購入しました。

 実は買いに行った時も店頭でかなり悩みました。正直言ってデザインはあまり好きになれませんでした。だからといって、2日前に発売されたSonyのP5や人気のIXY300や200も好きになれません。外見で選んだらPENTAXのOptima300になったと思います。10月末に発売されたキャノンのA40も、今となってはかなり気になります。あ〜、こうやって購入後も悩みはつきません...。


私の購入ポイント

1)持ち歩きやすい軽いもの

 最近はLOMOを持ち歩くことが多く、LOMOと今まで使っていたNikon CoolPix950を同時に持ち歩くのはかなりつらい。CoolPix950に特に不満はなく、デザインも機能的にもとても気に入っているのだけれど、あの「大きさ」だけが困るのです。

2)結局マニュアル撮影はしない...

 CoolPix950はマニュアル撮影も充実しているのですが、正直言ってほとんど使ったことがありません。私は一眼レフも使ったことがないので、はっきりいってカメラにはウトいのです。絞りとか露出とかは全然気にしません。(そういう意味では、実質被写体との距離だけが勝負のLOMOは私にぴったり!)ということで、マニュアル撮影は重視せず。

3)でもマクロ撮影だけはするかも...光学ズームも必要。

 マニュアル撮影はしないのですが、マクロ撮影(近づいての撮影)をすることはあったので、マクロでかなり寄れるもの。また、目先のごまかし電子ズームではなく光学ズームで3倍くらいは欲しい。

4)あくまでコンパクトフラッシュカード

 今までコンパクトフラッシュカードだったので、カードを無駄にしないためにはやはりコンパクトフラッシュカード採用の機種。SDメモリカードとメモリースティックならなんとか譲歩しますが、スマートメディアは個人的にあまり信用していないのでパス。

5)400万画素はいらないけれど...

 最近は400万画素のデジカメも増えてきましたが、A4にのばして印刷したりはしないので、せいぜい300万画素まで。本当は200万画素で充分なのだけれど...。これは見栄です。

6)画像サイズと圧縮度

 カメラの側で画像サイズやJPEG圧縮が何段階か設定できるタイプが理想。これができない機種もけっこうあるのです。個人的には、写真印刷用、Web用など、用途に応じて使い分けも必要です。撮影する解像度が低ければ、画像のファイルサイズも小さくなり、画像の記録時間も短くなります。


...とうわけで、いままで2台デジカメを使っていて、2台ともニコンだったからというのが単純な決定打でニコンとあいなりました。1ランク低い200万画素で775という機種もあるのですが、レンズがちょっと小さすぎるような気がして885にしました。


LOMOと一緒に並べると...


後ろ側。液晶は小さめ。小型だからしかたない。


カード挿入口とUSBコネクタ、DC INなど

 最後まで迷ったのはペンタックス。買った後に発売されてちょっと後悔したのがキャノンのA40。これは予想より重たかったけれど、マニュアル撮影も充実していて高級感もあり、IXYシリーズより絶対にいいと思います。記録媒体であきらめたのですが、富士のFinePix4800Zにもかなり未練あり。ポルシェデザインがデザインしたかっこいい外観である上、動作がキビキビしていてストレスが無く、操作もわかりやすくて液晶も大きく、個人的にはかなりオススメです。CFカードはあきらめてこっちにするべきだったかなあ。(まだこんなこと言ってる。)

 今デジカメ売り場に行くと、あまりの機種の多さにびっくりしますよね。最近はかなり技術も円熟期に入っているので、よっぽどの高級機あるいは1万円以下のおもちゃデジカメでないかぎり、どれを買っても大差はないと思います。こうなると「どのデジカメだったら自分が好きになれるか...」ということでしょう。とりあえず買って使ってみて、気に入らなかったら売ってしまえばいい...という人もいます。


<使ってみて不満な点>

 カメラが小さくて軽いのは良いのですが、あの沈胴式のレンズがぎゅーっと前にせり出すのが、ただでさえやぼったい外見をさらにやぼったくしています。その分起動にちょっと時間がかかるような気もしますが、気になるほどではありません。実際普通の小型のコンパクトカメラもそうですからね。

 失敗画像をカメラ上で削除する際に、妙に時間がかかります。CoolPix950ではこんなことなかったのになあ。でも950にあったシャッターを押すタイミングと撮影の瞬間のズレはほどんどなくなりました。あとは撮影するときにシャッター音(いまこの音がするデジカメ急増中)がすると良かったのに。

 画像の大きさが3種類しか選べなかったのが誤算。これはちゃんとカタログに書いてあったことだったのに...。選べるのは3段階です。150万画素くらいの段階があるとよかったんだけど。

 画像サイズについては...

  • FULL 2048×1536(ハガキサイズからA4サイズ程度までの大きさでプリントする場合)
  • XGA 1024×768(名刺サイズでの印刷用→これがなんとも中途半端...)
  • VGA 640×480(Webや電子メール添付用)

 圧縮はFineで1/4、Normalで8/1、Basicで1/16です。ただし、この数字通りに画像サイズが小さくなるわけではありません。被写体にもよりますが、300万画素のFULLサイズで撮影して、Normal圧縮で6KKBBasicで500KB、Fineで700KBオーバー。(SonyのP1なんかは圧縮率は変えられなかったりします。)

...となると思ったより画像サイズが大きくないようなので、普通の写真のサービスサイズで印刷するならFULLサイズで圧縮をNormalくらいにしておけば良いとうことらしい。確かに思ったほどメモリは食わないようなので、Web用以外は常に300万画素にしておくことにしました。


<使ってみて良かったところ>

 そりゃ前よりは全然軽い。LOMOよりも軽いかな。でこぼこがあって、スマートとは言い難く、女性の小さいバックには不向きではありますが、私は大きなバックを持ち歩くことが多いので問題なし。

 それから、「マスストレージクラス対応」でMacOS Xでも認識できたこと。USBケーブルでMacとつなぐと、Macのボリュームとして認識されます。付属のニコンのドライバをインストールすればOS 9以下でも使えます。

 基本的に電源は、乾電池ではなく専用バッテリーで、バッテリーを取り出して専用の充電器にセットして充電するのですが、非常時にはカメラ用の電池がつかえるらしいです。さすがカメラメーカー。


バッテリーはこんな感じで...

 写りについては全く不満無し。色が派手に強調されるのはキライなので、ニコンの写りはわりと好きなのです。これは前の950よりは良くなってると思います。レンズも若干明るいし。


 なんだかどっちかというと不満が多いみたいですね。こればっかりは使ってみないとわかりません。他のデジカメはどんな感じかとても興味があるので、新しく購入された方、掲示板ででも報告していただけるとうれしいです。

 最近はフジ、コダックなど、どこでもデジカメプリントサービスがずいぶん定着してきたので、ちょっと頑張っていろいろ撮影し、久々にプリントサービスに出してみますね。プリンタでの出力はプリンタの性能に左右されてしまうので。また結果はこちらでご報告させていただきます。