かなり大きな物欲を消化してしまったのはよいのですが、資金的に当分の間自粛が必要となりました。このあたりで物欲コーナーは今回をもってとりあえず最終回にいたします。
「Power Macintosh G4/867」編
今まで私が使っていたのは1997年の3月に買ったPowerMacintosh7600/200でした。通常ならばとっくに買い替えていたところですが、2年前にPowerBook G3を買った同居人がいたため、ずっと使わせてもらっていました。(独占していたかも...)通常に使うにはこれで充分なのですが、なにしろ自分のものではないですし、いずれ買うつもりではいたのです。Cubeが出た頃はCubeがいいかな...とも思ってましたが、PowerBookG3と比べて明らかに優位なところがないと、買う意味が無いような気もし、そのままずるずると今日にいたっておりました。
しかし今回はやっと決心がつきました。733と867のどちらにするかとても迷ったのですが、思い切ってSuperDrive搭載の867にしました。年明けにはクロックアップした新しいG4が出る雰囲気もあり、ちょっといいのにしておいたほうが新機種が出たときにがっかりしないかな、などど自分を納得させました。上位2機種はメモリ1Gキャンペーンが始まり、もともとついている128MBに加えて512MBのメモリを2枚つけてくれました。
結局かなりお値段は高くなりましたが、Quadra700を買ったときに比べればまだまだ。平成元年に買ったMacintosh Plus(メインメモリは1.5MB!)なんて、本体だけで30万(20MBのハードディスクをつけて35万円)もしたのを考えるとすごいデフレです。メモリもハードディスクもそれぞれ1000倍近くありますね。そして本当はシネマディスプレイが欲しかったのですがとうてい無理ですから、こちらも少し贅沢して17インチの液晶にしました。
というわけで、東北新幹線のトラブルで仙台から上野まで7時間かかって帰ってきた車中、仙台で買ったMacFanを何度も読みながら購入を決心し、翌日夜に新宿に寄りました。まずはヨドバシに行ったのですが、867は「お取り寄せになります」という表示。店員さんにいつ入荷するのか聞いたら「ちょっと全然わからないんですよね〜」などという売る気の無い返事。ここはあきらめて、ソフマップを偵察しつつ、ビックカメラへ。値引きにあまり差がないとなると、やっぱり10%のポイントがつくのは見逃せないです。ビックカメラのほうは、すでに通路にもマシンが積み上げてあり、在庫豊富な様子。おまけの1Gメモリもタダで取り付けてくれるというのでお願いし、配送にしてもらいました。
そしてタイガーウッズがワールドカップ最終日、18番ホールで奇跡のイーグルを決めた日、いよいよ待望のマシンが到着。液晶モニタは以外と軽い!そのためか、箱は異常に大きいのに持ち歩きようの取っ手がついていました。ちなみに本体は異常に重いです。
かなり大きくてびっくり!
まずはきちんと動作するかどうか仮セットアップ!G4本体の箱を開けると、以前は平べったい箱にまとめて付属品が入っていたのですが、今回は発泡スチロールのくぼみにセットされ、厚紙で蓋がしてありました。
しかも蓋が妙にふくらんでいる...。あけてみると1Gキャンペーンのメモリはもともとここに入っていたらしく、空のクッション封筒だけが入っていました。さらになにが入っているのかわからないクッション封筒がもう1つ。これには11月に出たばかりのiDVD2が入っていました。さらに、Mac OS X10.1のアップグレードキットが入っており、どうやらあとから追加された付属品が多かったようです。
G4のセット。このように埋め込まれてます。
1Gメモリキャンペーンのお知らせとiDVD2
さて接続です。最近のアップルの液晶モニタにはちょっと驚きました。今職場で使っているStudio Displayは、ディスプレイコードの他にUSBコードもついていて、さらに電源コードが必要で、合計3本のコードが出ており、ただでさえ超スパゲティ状態のマシンの裏がさらにグルグルになってしまいます。しかし今のStudio Displayはコード1本なのです!このコードをG4本体につなげば、ディスプレイの裏についている2つのUSBポートもハブ代わりに使うことができるのです。お〜これは便利!純正にしたかいがありました。かくしてG4/867に電源コードをつなぎ、Studio Displayをつなぎ、USBキーボードをモニタの裏につないで接続完了。ん〜、簡単だ!
そしていよいよ電源投入!電源は本体の電源ボタンを押します。いきなり大音量で「ジャーン」という音がしてびっくりしましたが、MacOS 9.2で起動しはじめました。もちろん起動も速い!
祝!初起動(動作確認の仮セット中)
デスクトップが表示され、どうも変だと思ったら、デスクトップピクチャのサイズがモニタのサイズより小さいため、デスクトップの模様の上下に隙間ができてしまっています。前のブラウン管モニタも17インチだったのですが、やっぱり液晶の17インチの方が広い!でも心なしか画面が明るすぎてまぶしいです。メモリも確かに1128MB、ハードディスクも60Gありますし、基本的なところは問題なさそう。次はドライブのテストを兼ねて、映画部の備品DVD「青いパパイヤの香り」をセット。問題なく再生できました。
もちろんMacOS Xはプリインストールされているようなのですがどうやら10.0.4の古いバージョンらしい。どっちみちパーティションを切りなおすつもりだったので、ハードディスクの初期化から始めることにしました。最初のインストールが気にくわなくて、実は2度やってしまったのですが、こんな手順でインストールしましたので参考(になるのかなあ...)までに...。
ネットワーク(今までの7600とAirMac、ADSL用のルーターでネットワークを組んでいたので...)のハブからEthernetのケーブルをつなげれば、インターネットも簡単にOK。ユーザー登録も一瞬にして送ってしまったようで、本当に登録されたのかどうかいまひとつ不安なくらいです。
ここまでやって、正式にデスクにセット。いままで17インチのブラウン管モニタをのせていた空間に、本体+モニタが収まりました。やっぱり液晶モニタは省スペースですね。ではその後の状況はまた来月にでもご報告させていただきます。(すでに苦闘ははじまっておりますが...。)