結局USB2.0とかDDR RAMとかいうものは採用されなかった模様。クロック数とグラフィックプロセッサが良くなったってとこですかね。NVIDIA GeForce4 MXを使ったのは「業界初」とのこと。
でもこう考えると、メモリは768MBが限度で画面も15インチ、グラフィックプロセッサもGeForce2 MXながら、液晶iMacはいいんじゃないですか〜。特にSuperDriveモデル。最低のQuickSilverはiMacの最高機種とクロックが一緒なのにハードディスクが小さいという逆転現象。ビデオチップもGeForceじゃないし、3次キャッシュもSuperDriveもなし。
たとえば絶好調のデルのパソコン(Windowsですよ〜)でマルチメディアモデルで見積もると...
基本はマルチメディアモデルで1.5Gペンディアム4。メモリ256、ハードディスク40G、GeForce2 MX、Ethernetポート、SonyのいうところのiLink(FireWire)のポート、15インチの液晶モニタ、ステレオスピーカー、DVD-R/RWドライブはつけられないので普通のCD-ROMを選択すると約16万円ちょっと。外付けドライブでDVD-R/RWを5万円くらいで買えばちょうど22万円くらい。ソフトウェアはXPのパーソナル版のみですから、目的をもって選べばiMacはかなりお得だということがおわかりいただけると思います。(そりゃ仕事で使うなら、安くて速いデルをオススメしますよ...。)
やっぱりG4の直接のライバルはソニーのVAIOかな。RXシリーズ、Macにはできないこと(ビデオの録画など)がたくさんあってうらやましいけど、値段はそれなりに高いぞ〜。
というわけで私のような大バカ者でなければ、「液晶iMac」はコストパフォーマンスが高いということでオススメ...という結論でした。デザインは好みですので。
〜 私のQuickSilver2001 〜
DVDを焼くの巻
今やiMacにさえSuperDrive(DVD-R/RWを焼くことのできるドライブ)が搭載される時代となり、DVD-R/RWドライブ単体の値段もずいぶん安くなってきました。もうCD-R/RWは当たり前、記録メディアとして700MBくらいじゃもはや手狭。DVD-Rをバックアップメディアとして使えば4.2GB。最近のハードディスクは40〜60GBが標準なのでこれでもまだ容量不足の感もあります。
私もあえてSuperDrive搭載機を買ったからにはDVDを焼いてみるか...ということで、まずは試しに1枚焼いてみることにしました。バックアップでデータを保存してもつまらないので、もちろんテレビでみることのできるDVDです。
DVD-Rの難点は、まだメディアの価格が高いということです。最安値で@640円。(この最安値はなんとアップル純正のDVD-Rメディアの価格。5枚組で3200円なのです。これは外付けタイプのドライブでは使えない場合もあるようです。だいたい町で見かけるものはまだ1000円弱が平均価格。(ちなみにCD-Rですと1/10)G4(QuickSilver2001)を買ったときに最初から2枚、DVD-Rのメディアがついていましたので、これを使ってみることにしました。
まずはなにを入れるかが問題。うちにはデジタルビデオカメラがないので、自分で撮影した映像を編集するといった野望はありません。がさばるVHSのビデオテープ群をなんとかDVD-Rにでも焼いて片付けてしまおうというのが目的です。本当は映画も焼きたいのですが、G4についてきた「iDVD2」は、映像については1.5時間までしか保存できないようになっています。(これは映画の海賊版製作防止のためだそうです。)
VHSのビデオはアナログですから、パソコンにアナログ画像を取り込むにはアナログコンバータというモノが必要です。前はSonyが出していたのですが、SonyがVAIOに内臓するようになって製造中止となり、しばらく同等の製品がなくてみんな困っていたようです。待望の新製品、カノープスの「ADVC-100」が年末に登場。秋葉館の地下で、入れ墨&ピアスの穴がたくさんのおにいちゃん(でもとっても説明が丁寧で親切!)にすすめられて即購入しました。
ちなみに前に持っていたPowerMacintosh7600にはアナログビテオを取り込む端子も最初からついてましたが、結局ほとんど使いませんでした。その前にもっていたQuadra700にはわざわざ高価なビデオキャプチャーカードなどをつけていたのですが...これまたほとんど企画倒れ。この画像取込み企画は私にとってもう10年来の課題だったのです。
まずは画像取込み(いわゆる「キャプチャー」)のテスト。ビデオデッキとG4をつなぎます。デッキとG4のおいてあるデスクはちょっと離れているのですが、Quadra時代に買ったビデオケーブルの長いものがやっと役に立ちました。ただ、デッキ側に出力端子が1つしかなく、テレビへの出力端子をはずして差し換えて取り付けなくてはいけないのがちょっとおおごと。あとはこれをコンバータの入力側に差し込み、出力側にはFireWireケーブルをつないでG4へ。
キャプチャーの作業はiMovie2で行います。(もちろんMac OS Xで!)まずはデッキとG4をつないでコンバータの電源を入れ、最後にデッキの電源もいれたところ、勝手にovie2tが起動。キると、ビデオデッキで受信しているテレビ番組の映像が映りました。入力はOKです。デジタルビデオと違って、機器の操作まではできないため、手動でビデオ再生のボタンを押して、ビデオテープの画像をMacに表示されます。取り込みたい部分を狙ってボタンを押せば取り込み開始。リアルタイムでDV方式の画像が作られます。しかしアナログの場合は必ずしもうまく行かず、取り込みと止めると画像が表示されなくなったりするので、半分手探りになったりしてました。これでキャプチャーここまでテストしてMacまではできることを確認。
iMovie2で取り込み中。これは次回作です。右の小さなコマがクリップ。
次は素材の問題です。折しも今年は冬のオリンピック。実は私はフィギュアスケートの伊藤みどりちゃんのファンで、彼女が12歳くらいのときからずっと応援していました。トリプルアクセル(これは何度見てもすごいと思う)で銀メダルをとったアルベールビルオリンピックはちょうど10年前。その時のビデオは3倍速で録画してあるのですが、湿気のせいかビデオテープの方が危機的状況です。そこでDVDに緊急避難させることにしました。
そしてキャプチャー本番開始!開始後しばらくしていきなりMacがスリープ!しまった、スリープ解除しておくの忘れた〜。どうやら映像を取り込んでいる最中は「静止している」と勘違いしてしまうらしい。あわててビデオをちょっと巻き戻してやりなおすこと数回。パフォーマンスが落ちるので、スリープしないようにしておかないといけないらしい。スクリーンセーバーも不可。キャプチャーはリアルタイムで進むので、50分程度で終わるはずが、結局倍かかってしまいました。
キャプチャーされた動画は「クリップ」として保存されるのですが、環境設定で「場面ごとに新しいクリップを作成する」...と指定してあると、シーンがかわるところで別クリップとして切り分けてくれます。これにしておくと後で編集が便利なのですが、テレビを録画したものではこれが効かないようで、ダラダラとどんどん1つのクリップに保存され、容量的にいっぱいになると脈絡なく次のクリップに保存されてしまいました。でもクリップとクリップの継ぎ目は、そのまま続けて再生してみてもまったくわかりません。キャプチャーをやり直した部分を、iMovie2上できれいにつないで編集。単なるテレビ番組なので、オープニングに簡単なタイトルを入れただけで特別な編集はせず、不要な部分は切り取って編集作業は完了。書いて説明するとなかなか伝わりませんが、編集作業でかなり凝ったことができるので、タイトルなんかを入れるのもなかなか楽しい作業です。ここでひとまず保存。クリップの総量は9Gちょっとでした。
iMovieで編集したものは、つぎの3つの形式で書き出すことができます。
- カメラへ(デジタルビデオ形式。コンバータを使えばアナログにも変換できるはず)
- QuickTime
- iDVD用