Macintosh / 携帯用パソコンなど / 番外編

World PC Expo 98 Report


---Macintosh関連---

 さすがPC EXPO、幕張メッセのすべてのブースを使っての展示ですが、雨の中幕張へ着くと、係員は通常と違うコースでメッセへ案内しています。

 普通だったらあまりたちよらないような展示内容のHALL9,10,11を無理やり通すためのようでした。総合受付のあるHALL 11の建物の前には、雨の中寂しくiMacの形をした巨大バルーンが立っていました。(キーボードのキー1つ1つもふくれてます。)警備員さんもちょっともの悲しいものがありましたが、天気が良かったらもっと見栄えがするのでしょう。

 総合受付を通ると係員がMicrosoft Windowsのバッグを配っています。ここで配るからほとんどみんなこのバッグを持って歩いているんですね。さすが世界の支配者です。

 あまり面白くないこのHALL9,10,11からメイン会場へいく出口のところにiMacバッグがセルフサービスで大量に置かれています。けっこうみんなとってましたが、雨のためMac好きの人達は大事にWindowsの袋のなかにしまってる人が多かったようです。私もお土産用に5枚ほどもらいました。若い女の子はこっちのバッグにさっさと入れ替えてる人が多かったように思います。ビジネスマンなら平気だけど、若い女の子がWindowsバッグじゃかっこわるいのでしょう。

 さてメイン会場へ...。World PC EXPOは以前も行ったことがありますが、いつもAppleなんて、片隅でひっそり...あるいは出展なしだったりしたけど、さすがに今年はいつもより元気がよかったようです。

 まずはアップルのブース。いつものモノクロ基調の落ち着いた地味なブースにiMacがあやしく光っていました。iMac発売前後に流れていた「iMacを組み立てる子供&犬」と「Windowsマシンのおじさん」とのセットアップ競争のCMのロングバージョンが繰り返し流されているイベント会場で、iMac紹介イベントも見ました。内容はちょっとたいくつでしたが、Mac界で噂の「殻のかわりにインテルチップを背中にのせたカタツムリ」(のろのろという意味らしいです)が歩くCMがみられたのが収穫でした。こことは別にiMacパビリオンがあるので、ブースでは全体的にあまり大騒ぎはしていません。

 別ホールにある「iMacパビリオン」ではiMacをたくさん並べてiMacの公開教室が開かれており、会場してまもなく整理券が無くなってしまうほどの大盛況のようでした。先生が高い舞台の上から教えてくれてます。教室の周辺にはiMac対応周辺機器などが展示されていました。(iMacパビリオン内だけでなく、通常のブースでもiMac関連の周辺機器=USB機器を見ることができます。)

 「IMATION」ここは3Mが作った会社で、こちらはiMacとカラーもそろえたSuperDriveを出しています。普通のフロッピーは今までの3倍の速さで読み書きでき、SuperDrive(容量が120MB)は230MBのMOと同じ位の速さで読み書きするそうです。SuperDrive上に保存されたQuickTime Movieも見せてもらいましたが、スムーズな動きで全く問題ないようです。今までのフロッピーも速いのだったらいいですよね。秋葉原ではディスク1枚1,800円ぐらいで売ってるそうです。

 Panasonic(松下)でだしているSuperDriveはIMATIONと全く同じものです。(というより機械は松下が作ってるのかな。)発売はこれからですが、すでに予約分だけで初回のロットは全て無くなってしまうらしいです。定価は33,800円。めずらしくWindows版よりも安いです。ちないみにWindows版は透けてません。

 ヤノ電器では普通のフロッピードライブを出しています。こちらは青いスケルトンで14,800円。とりあえず普通のフロッピーで充分という人向き。USB対応ATAカード対応型PCMCIAリーダ・ライタ...というのもありました。これは透けてません。デスクトップ型のMacでPCカードを読み書きすることができるようになります。デジカメのデータを取り込むのにはこれがあるとかなり便利です。(シリアルケーブル経由だとすごく時間がかかるのです。)

 そのほか、エプソン(下左)・アルプス(下右)・キヤノンがプリンタ用のUSB変換ケーブルを出していました。

 キヤノンのWander BJ専用のPixeCable USB(9,000円)は色もボンダイブルー、スケルトンのコンパクトフラッシュカードリーダーもありました。これもコンパクトフラッシュカードを使うデジカメを持っている人には超便利でしょう。

 カラープリンタといえば、エプソンに負けじとヒューレットパッカードも頑張ってました。普通紙への印刷もけっこう速くてきれいで良かったんですが、今のところMacには未対応です。(今後対応はする予定らしいです...。)

 マイクロソフトのブースは思ったよりおとなしく、ブースの片隅ではiMac2台を置いてMac版Office 98も紹介していました。


---携帯用パソコンなど--- 

そのほか、個人的に興味のある携帯端末や小さいPC・デジカメ中心に見ましたが、最近個人的に興味のあるB5サイズ以下のPCや携帯端末について少し...。

 まずは出たばかりのカラーポケットザウルス。もって歩いてまで表計算する人は少ないと思うので、メールと住所&スケジュールだったらこれで充分といったところでしょうか。シャープの携帯電話だと、ケーブルのみで直結でつなぐことができるので便利です。(シャープの携帯は形はかっこわるいけど、液晶は大きくて見やすいです。)

 ソニーのB5のVAIOノートはMacファンにも人気ですが、今回はデジカメ付きの一番小さいVAIOを大宣伝。個人的にはカメラをはずして安くしてもらった方がウレシイです。恒例のデジタルマビカ無料貸し出しもやってました。(高画質デジカメもあったはずだったのですが、見るのを忘れてました。)

 ミニPCの元祖東芝リブレットは薄型で大(?)画面版も登場し、ラインナップが充実してます。こちらもこのコーナーは人気でした。東芝も新しい高画質デジカメを大プッシュしてました。

 最近何年か振りにPC界に戻ってきたカシオの出したミニPCもありましたが、なんだか安っぽくてがっかりです。液晶画面の右横にトラックパッドがついていて片手でポインタを動かすようになっています。考えてみるとこのタイプ、リブレットもそうですが、左利きのひとはつらいですね。左利きバージョンってあるのでしょうか?

 WindowsCEマシンのカシオペア...は、やはり人気がありません。
 カシオにはGショックみたいに落としても壊れないヘビーデューティー仕様のパソコンを作って欲しいですね。でもデジカメコーナーは大盛況でした。

 IBMのB5ノートの新商品ThinkPad235はあいかわらず代わり映えのないデザインです。PCカードが3枚入るし多彩な拡張ポートが魅力ですが、個人的にはあのマウスのかわりの赤いポチが耐えられません。慣れの問題かもしれませんけど、どうも人間工学に反していると思うのですが...。

 パナソニックでは新しいLet's Noteのラインナップが出そろっていました。Let's Noteについている光学式トラックボールは、かつてのMacのPowerBookで採用されていたようなトラックボールがとても使いやすく評判です。その分本体の厚味が厚くなってしまうのが難点ですが、使いやすさはそれをカバーすると思います。また、A5サイズでデジカメ付き...と携帯電話インターフェース付きの新製品がありました。携帯電話インターフェースは携帯電話のおしりの小さいカバーをはずしてインターフェースの上にのせれば接続完了。PCカードがいらないので楽です。くっつけたままFAX送受信や本体内臓のマイクとスピーカーでハンズフリーで通話もできます。

 興味のあるメーカーしか見なかったので、NEC・富士通・日立・キヤノン・サンヨーなどが出てこないのはご勘弁下さい。

 あちこち外に持って歩いて仕事する人は比率的に少ないと思いますが、部屋の中のどこでも移動してパソコンができるのはいいかもしれないですね。やはり日本家屋では省スペースが必須!(でもiMacも小さいですよ。)

 でもこんなに小さいパソコンが好きな日本人に比べ、アメリカでは小さいノートパソコンは売れないみたいですね。不器用で大きな手では小さなキーボードが打てないけれど、腕っぷしが強いから、多少でかくて大きくても全然平気なのでしょう。欧米人はつくづく人種が違うと思います。 

 デジカメもほんとはいろいろ出てましたが、書き切れません。個人的にはオリンパスのズーム付きの新製品が一番よさそうにみえました。


---番外編---

 愛玩メールソフト「PostPet」のピンクのくま「モモ」にもまた会えました。MacWorld Expoに続いて2度目の遭遇です。PostPetプリクラで営業活動中でした。お客様とも談笑中(?)。PostPetご利用の方、うちのカメ(kamezo@tzps.or.jp)のところにも遊びに来てください。(PostPetDXはまっくらぶの備品になっています。Win&MacどちらでもOKです。)

 結局私の一番の期待商品はコクヨのOA消耗品SNOOPYシリーズでした。(これだったらすぐにでも買えるぞ!)12月発売です。もちろん山光堂さんや牧東文堂にも注文できます。

 


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