昨夜はTBSの「作詞家・阿久悠40周年記念番組」を見ました。ヒット曲の数たるやものすごい数。これでもか、これでもか...という程です。歌謡曲黄金時代を築いた偉大な作詞家であったことは間違いないでしょう。ピンクレディーの曲なんかも、意外とくり返し聞いてみたくなったりして...。(ついでに、今聞いた歌の数々をポチっとiTMSで購入出来るともっとうれしかったんですけど...購入できるのはまだごく一部。もっと「(黄金期の)歌謡曲」を充実させれば売れると思うんですよ。どうでしょう?)
実は番組を見ていて一番心を動かされたのは、スタジオで「ウルトラマンタロウ」の主題歌が歌われた時でした。あの篠田三郎のウルトラマンタロウ...主題歌が好きだったのです。今思えば確かに確かに歌詞が斬新でした。いきなり出だしからウルトラの父母ですよ。私が熱心にウルトラシリーズをみていたのはエースの頃までですが、このタロウの曲に限らず、主題歌はみんな好きだったなぁ。けっこう歌いましたよ。歌謡曲もそうですが、あの頃は世の中が単純でした。
この番組の最後のほうで、阿久悠さんと鳥越さんの対談シーンがあって、最近の歌は歌詞が聞き取れないという話が出ていました。阿久悠さんは、それは歌にとっては致命傷だけれど、わかってもらう必要が無いんでしょうとのこと。多くの人に聞いてもらうのではなく、わかってくれる人に聞いてもらえばそれでいい...ということなんでしょうね。
番組でのラスト曲は小林旭の「熱き心に」。大瀧詠一のこの曲そのものも好きですが、今日ばかりは作詞家・阿久悠の業績に感服であります。
歌謡曲の時代 阿久 悠 新潮社 2004-09-16 売り上げランキング : 89,444 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
コメントする