さて、東京国立博物館に行った後に向かったのは「大友克洋GENGA展」でした。
ギャラリーの場所を多少勘違いして逆方向に進んでしまい、銀座線の末広町の駅から1分のはずが少し遠回りしてしまいましたが、統廃合により廃校になった学校の跡地にできた3331 Arts Chiyodaに向かいました!(チケットは、ジブリ美術館同様に、原則としてあらかじめローソンチケットで入手する必要があります。)
高校の頃は、妹の影響もあってマイナーマンガを沢山読んでいまして、大友克洋もその中の1人。これまでこんなマンガ読んだ事なかった…というぐらいの衝撃の漫画家です。仙台駅前の丸光の裏にあった書店に予約して「GOOD WEATHER」も買って読みました。このコミックスの中の短編「BOOGIE WOOGIE WALTZ」は、宮城弁丸出しのリアルな会話が地元民にうれしいマンガでした。
そのあとやがてAKIRAがヒットして、巨匠としてどんどん遠くに行ってしまった感もありますし、このところは過去のヒトになりつつあるのではと感じるぐらいでしたが、この度の大震災を機に、初めての大規模な原画展が開催されることになりました。
会場ではとにかく原画がたくさん並んでいます。解説文なしてひたすらそれだけです。最初はカラー原画、その後に初期の作品。そして最後はAKIRAの原画が5段のガラス棚に所狭しと並べられています。
マンガとしてはほどんと読んでいる作品が多いのですが、どれもずいぶん昔に読んだっきり。あぁそうだった…と懐かしみながら読んだり、こんなの全部見きれないよと思っていたAKIRAの原画も、意外としっかり読んでしまったり…。しかしついつい話を追いたくなるのだけれど、陳列はどうしても話がトビトビなので、多少フラストレーションも貯まります。原画の迫力に押されながら、強烈にAKIRAを再読したくなりました。もしかしてコミックス最終巻が出たとき以来かも。いや、映画を観る前に読んだかな。
メイン会場内は撮影禁止ですが、原画の後は撮影コーナーがあり、500円以上の募金で「金田のバイク」に金田の革ジャンを着てまたがることができます。私は革ジャンは着なかったけれど、しっかりまたがってきました!えへへ、やっぱりうれしいですね。他にはゲストの方の寄せ書きや、童夢のコンクリのくぼみなどもカメラOKでした。
ゲストの寄せ書きには、マイナー時代に同時期に活躍していた高野文子さんの画も!
最後は1時間弱行列に並んでグッズ販売コーナーへ。キャラクターグッズはそれほどたくさんの品揃えで無いのですが、催事場としてのオペレーションが悪く、お会計にかなり時間がかかることがネックのようです。一部の商品はサンプルがあるだけで、レジで品出ししてもらう方式が良くないのではないかなぁ
金券である図書カードは仕方ないとして、図柄がいろいろあるということもあり、やはり万引き等のリスクはあっても、商品は出してあったほうが客としても選びやすい。入場制限しているので、ショップ内はそれほど混雑しておらず、とにかくレジに並ぶ列で待たされているだけなので、それほど万引きは多くないと思うんですけどね。
クレジットカード決済をお願いしたら、隣のレジを案内されて、またそこで少し待つ事になりました。クレジットカードが使える端末が1台しか無いなら、その由明記して清算前に分けると良いかもですねぇ。クレジットカードご利用の方は右のレジへ…など。
などなど…土日の混雑時はもっと販売に手慣れた方がお手伝いに来るのだろうか、このペースで会期中大丈夫なのか?と、老婆心ながら心配になりました。
本当はFireballのTシャツも欲しかったのですが、小さいサイズはすでに売り切れていましたので、図録・クリアフォルダーセット・ステッカーなどを購入。オールドファンなので、古い図柄だけのグッズが欲しかったのだけれど、どうしてもいろいろミックスなセットばかり。AKIRAファンの人たちもいることでしょうし、オールドファン向け、AKIRA以降のファン向けなどの組み合わせでセットにしてくれるとうれしかったなぁ。
でもグッズ図録は大きくてズッシリで原画の雰囲気も出ていて素晴らしいものでした。あ、図録こそフロアにサンプルだけ置いてレジカウンター積み上げでいいのにねぇ。…とついついまた販売のオペレーションが気になってしまいました。まだ会期は長いので是非改善してください!
そして10,000人限定のBEAMSコラボのショッピングバッグに入れてもらって全行程終了。派手なショッピングバッグは、帰りの道中でも「行ってきました」感たっぷりです。バッグも欲しい方はお早めに!(グッズ販売は、行列に並ぶ必要はありますが、原画展のチケットがなくても利用できます。)
BEAMSとのコラボによる、大友克洋GENGA展ショッピングバッグ | 大友克洋GENGA展
大友ファンの方はもちろんのこと、「大友克洋」ってなんだ?という方も是非!
※そういえば…先日、20代前半のお若い方に「道中気をつけてね」と声をかけたら「は?」と通じませんでした。自分がひどく年寄りになった気分になりました。
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