近所のブックオフで開催中の本の20%オフセールに行きました。最近は本以外の品物のほうが多い店舗で、並んでいる本の半分はマンガですから、普通の本となるとさらに少なく…。最近は値段もしっかりしていて、お買い得感のある拾い物はなかなかありませんが、20%オフならいいか…と、読みたいと思っていた本を何冊か。
その後、用事があってめったに行かないイオンのショッピングモールへ。たまにはと思って未来屋書店にも寄り道しました。
昨年引っ越ししたばかりのころに行った際、私が好むような本がほとんど無いという印象だったのですが、今回行って少しびっくり。まず入り口でこぢんまりとミシマ社フェアが。ミシマ社の本の中でもちょっと異色の海岸線シリーズが入っているのは、石巻という土地柄からの選書でしょうか。
さらに、奥のエリアではそろそろ終戦記念日ということで、フランクル「夜と霧 新版」(みすず書房)を中心とした戦争関連の堅い本のフェアもありました。石巻でみすず書房の本が並んでいるのは珍しいと思います。願わくば、石巻市民がこのフェアから何冊か買って欲しいですねぇ。というか、「夜と霧」の新版をここで買って自分が読む?とちょいと悩み中。
そして最も驚いたのは、宗教書のコーナーに「神を信じないクリスチャン」田川建三の「新約聖書 訳と註」(作品社)が全7巻が揃って並んでいました。これはスゴイ。どれも厚みのある本なので棚のスペースをだいぶ消費しており、ちょっと軽いノリの店舗内にあって圧巻でした。他の主な田川本も揃っていました。この地はそれほどキリスト教に関心の高い地域だったのか?と疑問に思わなくもないですが、ここからもなにか売れてくれれば石巻も捨てたものではないぞ…と思わされました。私も1冊くらい買ってあげたいくらいでしたが、いかせんせん訳と註シリーズはハードルが高く…。
ちなみに…田川建三からのお知らせというサイトによりますと、『訳と註』全7巻8冊のうち、各冊の本文の訳のみを抜き出して、一冊にまとめるのだそうです。これはスゴイ本になりそうです。出版されたらこの店の棚に入るのか見に来ますよ。(※というか、もう出版されていました…。棚には無かったよなぁ。)
未来堂書店イオン石巻店さん、場所柄もあって今までちょっとバカにしていたところもありましたが見直しました。また行きます。
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