夏葉社さんの新刊、万城目学さんのエッセイ「万感のおもい」を読み終えました。
今回はなにより目を引くのが装幀です。横長の判型に角丸のハードカバー(昔のサイン帳みたいだと思いました。若い人はそんなの知らないか…)、なおかつカラフル!男性作家さんの本ながら、らしからぬ可愛いさです!
正直言って、万城目さんの小説は読んだことがありません。「鴨川ホルモー」はちょっと気になっていたのですが、結局読まず。しかも、ずっと「まんじょうめ」さんだと思ってました。ごめんなさい。
いろんな内容のエッセイが42編。お仕事のこと、ご家族のこと、京都のこと、大阪のこと。クスッと笑いながら、そして時々しんみりしながら読ませていただきました。
一番笑ったのは「明治三十年のホームズ」。去年ホームズシリーズを全読破したばかりということもあって、ホームズネタが嬉しかったのと、ちょっと古本的アプローチもあって落ちが抜群です。プロ野球も好きなので、「上原浩治、四割の壁を語る」も良かった。…という具合に、きっと読む人によって、面白ポイントはいろいろあると思います。
横長の本を開いて読書するのはなんだか新鮮な体験で、息抜きの読書にはぴったりだと思いました。万城目さんの小説も読みたくなりますねぇ。
エッセイ万歳!
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