作画汗まみれ 増補改訂版 大塚 康生 徳間書店 2001-05 by G-Tools |
で、内容はといいますと、東映動画時代から始まるアニメーター人生を大塚氏自身が語っております。後書きには宮崎駿氏の一文(+イラスト)も添えられております。
今となっては古典となっている「白蛇伝」や「太陽の王子ホルス」などの東映動画初期の作品のことから初代ルパン・そして先日みたばかりのコナンの話など。これが増補改訂版になると、さらにその後の作品についても語られているそうです。やはりそちらも読みたいなぁ。
最初の東映動画では映画製作から始まり、やがてテレビアニメの時代へ...まさに日本アニメの草創期のお話であり、今となっては「歴史」ですね。その他にも東映動画の組合活動の話や、アニメ制作会社内の話など、大人の話も出てきます。
これを読んだ後、すいぶん前に買っていた宮崎駿本の未来少年コナンについてのインタビュー部分だけつまみ読み。コナンの第1話、コナンやラナってこんな顔だったかな ...というのが最初の印象だったのですが、どうやらあれは大塚氏のカラーが強く出ていたそうで、それ以降は宮崎氏が全て原画をチェックすることになったそうです。大塚氏の本にもありましたが、やはり「未来少年コナン」は、宮崎駿氏にとってはかなり思い入れのある作品だったのですね...。
コチラの本は分厚いので、またいずれゆっくりと読み通したいと思います。出発点―1979~1996 宮崎 駿 スタジオジブリ 1996-08 by G-Tools |
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