iBooks 3.1 (無料)
カテコ繧刄言: ブック, 辞書/辞典/その他
販売元: Apple - iTunes K.K.(サイス繧餀: 43.1 MB)
全てのハ繧凵[シ繧刄㏍唐フ評価: (9,040件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応
昨夜より、いよいよ…というか、やっと日本でもiBook Storeで電子書籍が購入できるようになりました。iPhoneやiPadに、iOSの無料アプリ「iBooks」をインストールすると利用できるようになります。
アップル iBooks v3.1提供開始、iBookstore で有料日本語書籍を販売 - Engadget Japanese
とりあえず、あれこれ眺めるのも話のタネ。さっそくiBook Storeをブラブラしてみると、思っていたよりはいろいろありました。著作権切れの無料本がたくさんあるのが効いていますね。
iBook Storeの使い方はこちらでどうぞ。(過去記事を読めばたの電子書店とも比較できます)
あなたに合った電子書店を見つけよう:これでもう迷わない、電子書店完全ガイド――iBookstore(速報版) - ITmedia eBook USER
個人的に、お金を出してまで欲しいというものはありませんでした。安く売っていれば買うのですが、他の電子書店と価格は変わりませんし(Kindleより若干高め)、日本の電子書籍は高めの価格設定ですので、ブックオフで買うのとたいして値段が変わりません。
電子書籍で向田邦子の本を350円で買うぐらいだったら、ブックオフの文庫本105円のほうがいいかも…などとついつい考えてしまうのです。「スティーブ・ジョブズ」の1巻がまだ2,000円(Kindle版は1,995円)だなんて高すぎますよ。これは講談社の値付けの問題だどうと思いますが、せめて最近出たソフトカバー版の1,000円のものを基準にすべきです。
阿川佐和子さんの昨年の新書のベストセラー「聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)に至っては、紙の新書とKindle版は値段が一緒で、iBook Storeでは10円高いというなぞ。紙の本より高いって…。こうなると、読み終わったものは古書店などに売却できるという点で、同じ新品なら紙の本が最もコストパフォーマンス高いですよ。
かくいう私は、そんな理由からお金を出す気にはなれず、正岡子規・寺田寅彦・夢野久作・山中貞雄・宮沢賢治・永井荷風・中谷宇吉郎など、著作権切れの無料の本(青空文庫系)をドカドカとダウンロードしてみました。
しかし、ダウンロードする時点で多少つまづきも。たとえば「正岡子規」(けっこうありました)の本は、全部無料なのでごっそり全てダウンロードしたいのですが、1冊ダウンロードする毎にStoreの画面からiBooksのライブラリ画面に切り替わってしまうため、非常に面倒。iBook Storeはアメリカでスタートしてからある程度時間は経っているのに、このあたりのフィードバックはなかったのでしょうか。あちらではまとめ買いって少ないのでしょうか。
あとは読むだけ。iOSのiBooksアプリも、今回の日本のiBook Storeオープンに合わせて、縦書き横スクロールができるようになり、あの指でページをめくるギミックを縦書きで実現できるようになりました。
フォントの大きさを大きめにすれば、意外とiPhoneでも短編ならササっと読めますね。フォントの大きさはもちろん、フォントも5種類ほど揃っています。游明朝体が見やすいらしいですね。白いバックが目に染みる方は、セピア色のバックや黒バックを選ぶこともできます。
毎日iPhoneで読書しようとは思わないけれど、通勤本を忘れてしまった時(これ、実は大ショック)や、途中で全部読み終わってしまった時の抑えとして、iBooksになにか入れておけば安心(?)です。もちろんiPadのほうが大きくて見やすいですよ。文庫本よりは字が大きいので、長時間でなければあきらかに読みやすいです。
というわけで、今回ダウンロードした中では、山中貞雄の「陣中日誌(遺稿)」を、折りに触れて眺めたいと思います。
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