実家で段ボールに入れっぱなしになっていた本が、いつのまにか虫に食われて大変なことになっていたため、2日かけて本の整理をしました。どうしても捨てられない絵本の山の中に...これがありました!「クリちゃん そらいろの本」です。小学校の図書館で読んだ印象が強かったので、我が家にもあったことをすっかり忘れていました。
今、読み返してみて、あらためてとても素敵な「まんが」だったことを再認識しました。
クリちゃんに関する過去の記事
クリちゃんをみつけました
本のあとがきで作者の根本進先生の「おかあさまがたへ」というメッセージのページがあります。
クリちゃんの4こまは、長編もののまんがにくらべると、日常的でのどかすぎるかもしれません。早わかりして、ダイナミックなことがすきな子には会話の字のないまんがはもどかしいことでしょう。という出だしです。最近はクリちゃんのようなサイレント漫画はすっかり姿を消してしまいました。でもこの静かな4コマからは、なんとも言えない不思議な幸福を感じます。これは読んでいただかないとなかなか感じてもらえないところかもしれませんね。
説明にべんりなことばというものがあるのに、なぜわざわざ絵だけでわからせようとするのかと思う人もあるかと思いますが、絵だけで伝えられるものには字で説明されたばあいとは別の楽しみがあると思います。
ぜひとも復刊してほしい!という気持ちがますます強まりました。復刊ドットコムでは電子ブックという選択肢もでてきているようですが、これはやはり「本」のカタチで読みたいなぁ。
あああ〜!!
ブログを開いた瞬間、本当に声をあげてしまいました!!
お持ちだったのですね。羨ましいかぎりです。
根本進先生のお母様への言葉を読んだだけでうるうるしてます。
いい本はいい!!
最近の若いもんは「クリちゃん」と言っても、もうなんのことだかわからないと言ってます。さみしいのでなんとか復刊していただきたい。
上野動物園の看板も、動物舎が新しくなるたびにクリちゃんの看板が無くなっていくので、いちまつの寂しさを覚えております。あのプレートが欲しいんですが、捨てちゃってるのかなぁ。