APPLE LINKAGEさんや、CNET Japanでも記事になっていましたが、iTMSでの映画販売に向け、アップルがいくつかの映画会社と交渉中...というニュースが流れております。20日のNewYorkTimesの記事にもなっていたので、あらためてじっくり読んでみました。
A Coming Attraction: Movies on iTunes - New York Times
交渉したのは、Walt Disney(ここは交渉というのかどうか...),20th Century Fox, Warner Brothers, Universal Studios...と、ソニー系(コロンビア)をのぞくメジャーということですね。ジョブズ氏自らが交渉しているみたいなことが書いてあります。今月末、ジョブズ氏はディズニーの役員会に初めて参加する予定だそうですし、少なくともディズニーの線は固そうですが...。ジョブズ氏はDVD化されているタイトルを、US$9.99均一で売ることを希望しているけれど、映画館やDVD販売の関係もあってそう簡単にはいかない模様。しかし、映画の世界にも価格破壊を求めるなんて、やることがデカいですが、ディズニーの大株主になったとのも大きく影響しているのでしょう。
現在iTMSでは、iPod用に小さく圧縮したものを販売しているけれど、今年のクリスマスシーズンまで(Windows Vistaが出てくる前に手を打ちたいのかな?)には、Macのディスプレイで見ることができるぐらいの画質にしようと考えているようです。Video対応iPodで映画を持ち歩く...というよりは、「Macで映画を見る」という方向に持っていきたいのでしょう。そうなってくるとFront Rowも活躍の場が増えそうです。そして、iPodがHDDレコーダのようになり、TVにつないで高画質再生ができるようになる日も近いかもしれません。高画質になるのであれば、US$9.99という価格も納得です。iTMSでの音楽販売同様に、DVDにも焼けちゃったりするのかもしれないですねぇ。
日本では、音楽配信ではどうもまだ非協力的な姿勢が続いていますが、映画配信では日本の映画会社が積極的なところを見せてくれると面白いと思います。日本映画というのはアメリカのメジャー配給会社とはまた状況が違いますからね。日本の古い映画がiTMSで安く購入できたらガンガン買っちゃいますよ!
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