一昨日のニュースですが...
東芝は14日、45%を出資するグループのレコード会社、東芝EMIの全株式を英EMIグループに売却すると発表した。売却額は約210億円。東芝は半導体と原子力発電機器など社会システム、家電の3事業に経営資源を集中する戦略を進めており、70年近い歴史を持つ音楽ソフト事業からも撤退する。 70年の歴史とは戦前からということですね。それはそれで本当に長い歴史です。
今夏は、200人規模のリストラも行い、CDの売り上げ減少で経営的にも厳しくなっていたようです。
東芝EMIはiTunes Storeへの楽曲提供にも一番積極的で、それは本国英EMIの意向が大きく働いていると思われます。しかし、iPod用のHDDなどでiPodに寄与する一方で、自社製品としてMP3プレーヤーも製造している東芝にとっては、iTunesに積極的に協力することが少なからずハード部門に影響してしまうというねじれが生じていたわけです。東芝EMIは、実質外資系企業的なところだったようですから、親会社の東芝に、音楽ソフトのことで横やりが入るよりは、英国EMIベースでのびのびお仕事していただいたほうが良いのではないでしょうか。
このニュースを聞いて、一瞬「え?」とは思いましたが、ソニー(いつになったらiTunes Storeに協力してくれるのか...)のようなことにならずにすみそうなので、かえってほっとしました。これからは、純粋に音楽を生み出すプロの会社として頑張ってください。
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