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「じゃりン子チエ」の連載が終わってずいぶん時間が経ち、はるき悦巳さんももどうしているのかと思っていたら、TwitterのTLで思いがけずこの短編集の発行を知り、さっそくゲットして読みました。
はるきさんは、介護に重点を置くためにお仕事をお休みされていたそうで、「じゃりン子チエ」終了から現在までに書いた短編、そしてデビュー以前の持ち込み作品まで、とにかく仕上がった短編作品は全て掲載したのだとか。1つ1つの作品についての、はるき氏自身の解説もあります。
初期の作品では、題材と画風に少し驚いたり、中期ではチエちゃんの登場人物に似た人物がたくさん出てきたり、最近の作品ですと、さらにチエちゃんの近くにいそうな人達がでてくるなぁ...と思いながら読みました。
「じゃりン子チエ」もそうでしたが、どの作品もどこかしんみりするようなストーリーで、まさにどれもはるき悦巳氏の世界です。なんでしょうね、ちょっとした短編小説を読んでいるような、そんな感覚があります。最近はなかなかこんな漫画を読む機会もありませんでした。
私生活ではいろいろとご苦労もあるようですが、少しずつでも作品を発表していただいて、また次の短編集を期待したいと思います。「じゃりン子チエ」も再読したいところですが、コミックスは全て実家に。よし、実家に帰るたびに少しずつ読もうかな。
そしてこの勢いに乗り、Web上で連載されていたという「どらン猫」シリーズも一気に読みました。このコミックの存在は全然知らなかったのですが、また小鉄とアントニオの活躍を読むことができて感無量です。
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