昨日はさらに日本語版の装丁のことで批判が出ていたようですね。
まず問題の装丁…というか表紙です。タイトルはいかがなものかとは思いますが、各国の表紙が見られます。
ジョブズの遺志をガン無視した犯人、それは講談社さんアンタだよ!
そしてそれに対する反応についてのTogetterのまとめ。
『ジョブズの遺志をガン無視した犯人、それは講談社さんアンタだよ』のリアクションまとめ - Togetter
確かに「帯」も付くと、いかにも日本のフツーの本です。確かに比べると日本語版が一番ゴチャゴチャしてますね。中国版のほうがよっぽどいい感じがしますよ。
翻訳本ですし、大手出版社ですし、アメリカ本国版とは全く違うものと思っていましたので、私としてはなにも感じなかったというか、こんなもんかと思っておりましたが、けっこう騒ぎになっていたので驚きました。
どうやらジョブズ氏ご本人が装丁にこだわっていたそうですね。それで皆さん憤慨されている方が多かったようです。講談社の中の人は、ジョブズ氏のことは、元々あんまり分かってなかったのでしょう。
そもそも2巻に分けて、しかも2巻は黒バックというところからして、すでに本国版とは大きくかけはなれてますからね。今回の1巻の背表紙の「I」のマークも、妙な位置にあります。うむむ、こうやってよくよく見ると、なんだかチープで残念な装丁だなぁ。信者はボリュームのある本国の米国判も入手して飾っておくのが良いでしょう。(iBook Storeを始めたアップルではありますが、ここはやはり電子版では味気ないです!)
ちなみにこちらの写真は、わざと帯をずらしております。帯がずれると顔の感じも変わりますねぇ。
私の印象としては、これまでよく売れていたジョブズ氏関連のビジネス本的なイメージの装丁なのかなと思います。講談社としては、アップル信者は当然買うとして、その他のフツーの人たちに買わせたいわけですから、出版社的位置づけとしてはビジネス書なのかも。平積みの時期が終わったら、書店ではどのコーナーに置かれることになるのかなぁ。
発売前から20万部だそうですし、講談社も思わぬベストセラーにウハウハしているところでしょう。そういえば講談社には宮部みゆきの「おまえさん」でも上下巻買わされたばかりでした。さて、2巻が出るまでに読まないと…。
こちらは米国版。
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