夏葉社さんの新刊「冬の本」が昨日発売!下北沢の古書ビビビさんにお取り置きをしていただきまして、今日買ってきました。古書ビビビさんの購入特典(限定20部!)付きです!
和田誠さんの装丁で岩波少年文庫サイズのカワイイ本です。
84人のいろんなジャンルの方々によって書かれた、冬に読んだ本、冬になると思い出す本、冬にまつわるお話が集められています。冬の寒い日に、くつろぎながらさらっと読むのにぴったりでございます。
古書ビビビさんでの購入特典は、手作り感満載の、夏葉社の島田さん著「冬の本夜話」(冬葉社発行)でした。これもまた読みごたえのある、冬の本誕生秘話でございました。実は最初にこっちから読んじゃいました。
本編はまだちょうど半分読んだだけなのですが、読んでいて「本」というよりは、それぞれのいろんな冬が思い浮かんで来ました。そして自分にとっての冬も。
石巻は太平洋側で雪はあまり降らないのですが、夜の間に雪が積もると、朝部屋のカーテンを開けたときに、うちの庭、その先の畑、そして畑の下に海まで広がる街が白一色になって目の前に広がります。雑音が雪に吸い込まれたかのようにシーンと静まり返っている冬の朝は、なぜか清々しい気持ちになりました。雪があまり降らない地方なのでなおさらそう思うのでしょうね。豪雪地帯であったりするとまた違うのだと思いますが。私にとっての冬は、やっぱり石巻の冬みたいです。
さらに…私にとって冬といえば、やはり部屋の窓からよく夜中に眺めたオリオン座。そしてオリオン座が好きなあまりに中学生の頃に買って何度も読んだ、シャーデヴァルト「星のギリシア神話」ですねぇ。当時自分で持っていた本は無くなってしまい、いつか古書店で見つけて買うぞ!と思っているのだけれどなかなか出会えないでいる1冊です。私にとっての冬の本…かな。
コメントする