薮内正幸さんの絵を使った本です。薮内さんは、「ガンバの冒険」の原作「冒険者たち」や「グリッグの冒険」の挿絵も描いています。
amazonなどで検索すると、文書を書いたスギヤマ カナヨさんの名前しか出てこないのですが、動物画家である本の内容はといいますと、左側に本物の動物画、右側に藪内さんが作っただじゃれ動物の絵が見開きで紹介され、それぞれの真面目な紹介文とだじゃれな動物の紹介文があります。だじゃれ動物もさることながら、動物画そのものの質が高いですから、両方が楽しめます。(写真はシマリスとヨコシマリス。ヨコシマリス怖い…)
私が初めて藪内さんの絵に出会ったのは、幼稚園の頃です。福音館の「かがくのとも」の第1号「しっぽのはたらき」が藪内さんの動物の絵本でした。とにかく印象に残っているのは、とかげが自分の尻尾を切って逃げているシーンがあり、その尻尾を雄鶏がつつこうとしている絵です。なんともその様子が非常にリアルなんですよね。
実際のところ、私にとっては全部のページが頭の中に刷り込まれるぐらいの強烈な印象でした。この絵本に大きく影響を受けていることは間違いないと思っております。
かがくのとも復刻版も欲しいぐらいですが。(関係者は錚々たるメンバーですな)http://www.fukuinkan.co.jp/detail_page/978-4-8340-4025-8.html
※山梨県の小淵沢には薮内正幸美術館もあります。
薮内正幸美術館
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