PCオーディオの雑誌の付録には、たいていDVDディスクがついていて、ハイレゾ音源を体験することができます。同じ音源を複数フォーマットで保存したものがありましたので、聴き比べてみました。含まれるファイルは…
・WAVファイル 44.1kHz/16bit
・WAVファイル 96kHz/24bit
・WAVファイル 192kHz/24bit
・DSDファイル 2.8MHx/1bit(拡張子が.DEF)
の4種類です。
聴き比べのために、TEAC専用の「TEAC HR Audio Player」というアプリケーションを、TEACのサイトからダウンロードしてインストールしました。
「TEAC HR Audio Player」は、Win/Mac両対応音楽再生ソフトウェアで、DSDは5.6MHzまで、PCMですと384kHzまでのハイレゾ音源を楽しむことができます。現時点ではMAXに近いハイレベルであります。
見た目もインターフェースもそっけないシンプルなものですが、これはあえてCPUに負担をかけないようにした結果なのだそうです。なるほど。
さて、実際に聴いてみます。
微細な違いを聴き比べられるほどの「耳」ではありませんが、よりハイレゾな音源と比べると、WAVファイル 44.1kHz/16bitは音が平板で、少しかすれるようなところがあるのはハッキリわかりました。
その上の96kHz/24bitでは差がなさすぎるかと思い、WAVファイル 192kHz/24bitを聴いてみると、これは音の奥行きというのでしょうか、音により立体感が出て、響きもぐっと良くなります。サックスなどの微妙な震えも伝わります。
さらにDSDになると、全体的に音がこう繊細な印象で、低音側の響きがより増してくるように感じました。DSDを聴いてしまうと、44.1kHz/16bitのWAVファイルには戻れません。だんだん贅沢になってしまいそうで怖いです。
最近はダウンロード販売されている音楽も、複数のファイル形式が並んでいたりしますが、こうなると常に最高レベルのものを選びたくなります。音楽業界が最近ハイレゾ音源に力を入れ始めたのもよく分かりますね。
市販のCDも、専用のソフトでリッピングすると良いらしいので、次は気に入ったCDをPCオーディオ用にリッピングして聴き比べてみたいと思っています。
あ、もうこの雑誌終刊なのですか!DSD音源はこちらの付録だったのですが…。「難波弘之の最新作のレコーディングに潜入! 」という特集があるので、やはり買うか…。こちらのUSBケーブル聴き比べも気になるし…
コメントする