今朝の日経新聞の1面トップは、日曜日ということもあってか、国が地方都市でコンパクトシティー化を後押しするという記事でした。
地方都市、高齢対応型に 病院や商業施設、中心部に集約 国交省、税優遇で移転後押し :日本経済新聞
来年から、国交省が数万人規模の地方都市の街づくりを補助金や税制優遇策などを作って後押しするのだそうです。
これからの高齢者社会を考えると、一番問題になるのは買い物と病院への通院。いまは地方に行けば行くほど、車が無いと生活できない訳ですが、そういう生活も歳をとってくると難しくなります。コンパクトな街の中で安心して暮らせる便利さというのは、高齢者でなくても良い話です。
鉄道駅の半径1キロメートル以内に都市機能を集め、中心拠点とする案なのだとか。車社会が進みすぎると、鉄道利用が減ってしまい、そしてやがてダイヤも減ってますます不便になるという悪循環も起きかねません。駅を中心としたコンパクトシティーは、駅利用の増も見込めます。鉄道駅は無くなってしまったらもう戻せませんし、やはり鉄路はなんとしてでも残ってほしい。
石巻では、市立病院が駅前に移転することになり、未だに反対する声も聞きます。どんどん発展している郊外に街の中心を移すべきという声もあります。が、ここは地方都市のコンパクトシティーの先取りとして、なんとか良い方向に進むことを願っています。石巻の駅前は道が狭く、交通の便が悪いと不評ですが、新しいこの政策もてこにして、箱ものの計画だけでなく、しっかりとした総合的な都市計画を練ってほしいものです。
河北新報 東北のニュース/石巻駅周辺に医療など3拠点集約 コンパクトな街づくり推進
郊外型の○オンを中心とした新しい街は、それはそれでエンターテイメントの街としてどんどん発展していただきましょう。そういうところは黙っていても人や店が集まります。商店街地区VS郊外型ということではないと思うのです。郊外型と両立する新しいコンパクトシティーになって、それが若い世代にも便利で楽しくなれば尚可かなと思うんですけどね。
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