アララギ第3巻第8号 その1
病床の歌(其二) 湯禿山
あかときの灯のうする我望今日もはかなくなり果てむかも
春が山のわらび肥ゆらめ程ちかくわがやどれども足なへしにて
こらがこせる文をし見れば病みこやる身もたな知らずこひまさるかも
ガラス戸ゆふと見さくれば梅雨はれの月ほの照れり五日月かも
久方の天津少女にたて琴とあさいに耳にひびくあめかも
雜詠 湯禿山
ともし火にそむける陰の小暗きがいよゝうするゝ運命にもあるか
妹らがする文かきぶりよいそのかみふるきためしと星祭るなり
魚の眼を玉とひめさすうま人に此石まつれ龍の玉とも
せど畑のほゝづき稍にあからみぬ秋のこゝろをみするとならし
色ならば青に副へむ君がこゝろ沈みてをのみひやゝけまかも
さすらひてこゝに二十年旅をしもふるさとと思う子らしかなしも
☆☆☆
今回は難しい漢字はないのに、日本語としてわからず。
そもそもどこが区切りなのかわからないという情けなさ。
今年もわが家の古アパート2階の戸袋にオナガ(おそらく)が巣作り。
今はピヨピヨ。やがてギャーギャーとなるはず。
2つのプランターの花の植え替えをすると、それぞれの土の中からアオドウガネのプリプリした幼虫が2匹。株が弱かったのはこのせいだったか。根がボロボロだった。
コメントする