毎回楽しみにしている夏葉社さんの新刊「本屋会議」が刊行されました。いつものとおり、下北沢の古書ビビビさんで購入。
夏葉社の島田さん、往来堂書店店長の笈入さんが発起人となって活動していた「町には本屋さんが必要です会議」というイベントをきっかけに、町の本屋さんについてみんなで考えたことをまとめた本です。
この本の中にも何度も出てきますが、町の本屋さんが無くなって欲しくない…と思っている人の多くは、町の本屋さんの原体験にノスタルジーを感じている人が多いと思います。私もそうです。これまでの「過去」を振り返る内容が多いので、どうしてもそういった方向になります。
考えてみると、街の本屋さんが一番賑わっていた頃は、ちょうど私が子供〜学生の頃でした。この本の昔の写真に載っているように、日曜日の商店街の本屋さんは本当に混んでいました。そして確かに天井まで本がびっしりでした。そういう時代に
最初に買った本(マンガですね…)、学年雑誌、マンガ雑誌、辞書や参考書…いろいろ思い出しました。とにかく読んでいるとなんだかやたら昔の本屋さんのことが思い出されました。
そして、いろいろと努力してお店を維持されている本屋さんのお話を読み、思わず「世の中なんとかならんのか!」と、忸怩たる思いが沸いてきます。
本屋さんに限らず、小さなお店が成り立つ世の中になって欲しいです。そして「街の本屋派」がもっと増えることを願っています!
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