アララギ第4巻第5号
河中島懐古歌幷反歌
湯禿山
今もかもくはしさやけし犀川千曲の川 ゆき合ひの河中島 ますらをがたけき其名に 岩くやす鋭心ときて 天つ火に怒る(玄隹 玄のへんにふるとり)神と 相結ぶ恨はとけず 屍をつゝみと高く 血潮はほこもただよふ あらそひや年の七とせ あたら世をかくてはけむ いにしへを嘆きもとほり かぎろひの日は傾きぬ 秋ぎりに立ちのまがひに 旗すすきほのかに伏すを 襲ひよる旗と偲はく 皷なす岸うつ波は こもりたるいくさのどよみ 耳に目に悲しまぼろし あはれあはれ(くりかえしの「く」)其のあとどころ 八幡が原
反歌
巌すらゆきとほるべき第常備の恨みの太刀や三太刀七太刀
☆☆☆
またしても久しぶりの禿山さんは、のっけからチンプンカンプンで、1つわからない漢字まで登場して困った。
さて、玄+隹の漢字はなんと読むのだろう。
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