アララギ第6巻第2号 特別號
旅の歌(其二)
湯本禿山
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山神のふみのまにまにこりなれる足跡とを見む島のここたく瀬戸内海
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物かげのかそけき草もなべて皆寶こもりにけり秋としいへば
はるばると旅にしをればうつし身の爪の伸流を知らずありけり
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淡き日のいさゝよき日の末つひにはかなく果てむうつそみの世か
あはく〱(くり返し)うすれゆく日の末つひにはかなく果てむうつそみの世か
冬の日もしまらく雨にゆるみしがかへりて物の足らずこそ思へ
うす氷おちて踏むなるかにかくに事なかれとぞたゞにこひのむ
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この號も、わかりやすいようでわからない。
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